最初にちょっとご説明しておきますが、日本とフランスとでは健康保険の支払いの方法が違います。日本のように、保険証を提示すると、はじめから自己負担額のみを支払って、残りの差額は医療機関側が保険組合に請求するという制度を採っている国は少ないんです。
欧米諸国の一般的な方法では、患者が医療費をまず全額医療機関で支払い、医療機関は払い戻し請求用の用紙を作成して患者に領収書とともに渡します。この用紙が請求書を兼ねていることも多い。患者はこの用紙を医療保険団体に提出して、自己負担分との差額が払い戻される、というシステムです。保険でカバーされる率は治療の種類、加入している健康保険団体によって異なりますが、歯科以外はたいてい、70から90%の割合でかえってきます。
しかしながら、こと産科(婦人科は別扱い)にかかわる治療に関してはほとんどの費用が全額カバーです。妊娠期間中の定期健診、各種検査などはもちろん、出産費用も一般的には「ただ」です。もちろん経済的にゆとりがあって、入院待遇がかなりよい私立病院で出産すれば、入院費は多少払うことになりますが、出産費用が無料なことにはかわりがありません。一般的な病院であれば、出産費も入院費もただです。
日本は妊娠・出産は病気ではないからと医療保険の対象にはならず、定期健診から出産まで全額負担。出産お祝い金はくれるけれど、もちろん、出産費と入院費を全部カバーできる額ではありません。
私が第二子を産んだ十…年前には、さらにこれに消費税まで課せられました。出産費が高額だから消費税だってすごい額になるんですよ。出産後の退院時の請求書を見て、「ゲッ!? 子供産んだら税金かけられるの。」と思ったことを覚えています。これでは少子化を奨励しているみたいですよね。罰金払わされたような気になりますから。
現在はさすがに出産費用は課税対象からはずされたようですね。
欧米諸国の一般的な方法では、患者が医療費をまず全額医療機関で支払い、医療機関は払い戻し請求用の用紙を作成して患者に領収書とともに渡します。この用紙が請求書を兼ねていることも多い。患者はこの用紙を医療保険団体に提出して、自己負担分との差額が払い戻される、というシステムです。保険でカバーされる率は治療の種類、加入している健康保険団体によって異なりますが、歯科以外はたいてい、70から90%の割合でかえってきます。
しかしながら、こと産科(婦人科は別扱い)にかかわる治療に関してはほとんどの費用が全額カバーです。妊娠期間中の定期健診、各種検査などはもちろん、出産費用も一般的には「ただ」です。もちろん経済的にゆとりがあって、入院待遇がかなりよい私立病院で出産すれば、入院費は多少払うことになりますが、出産費用が無料なことにはかわりがありません。一般的な病院であれば、出産費も入院費もただです。
日本は妊娠・出産は病気ではないからと医療保険の対象にはならず、定期健診から出産まで全額負担。出産お祝い金はくれるけれど、もちろん、出産費と入院費を全部カバーできる額ではありません。
私が第二子を産んだ十…年前には、さらにこれに消費税まで課せられました。出産費が高額だから消費税だってすごい額になるんですよ。出産後の退院時の請求書を見て、「ゲッ!? 子供産んだら税金かけられるの。」と思ったことを覚えています。これでは少子化を奨励しているみたいですよね。罰金払わされたような気になりますから。
現在はさすがに出産費用は課税対象からはずされたようですね。