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“ 嵐が吹き消した 恵みのろうそくを 再び取り上げ、それに新しい明かりを灯さなければならぬ。” 教皇ヨハネ二十三世

file.no-49 『LUPICIA』

2006-03-01 20:22:28 | フード
日本に喫茶の習慣が入ってきたのは、鎌倉期のことだとか。
栄西禅師が南宋から帰国した際、茶樹を持ち帰ったのが、そもそもの始まりだとか違うとか。
今回は、『茶』についてです。

 LUPICIA

『LUPICIA』、茶葉の販売専門の会社です。
以前は、レピシエ・ヴァン・テン(Le'picie van tenのスペルだったような・・・)という社名でしたが、近年社名を変更しました。
私が大学の時、福岡に住んでいた頃からのお付き合いです。
福岡では、LUPICIAの店舗が福岡ドームの近くのハイアット・レジデンシャルにあったので、野球観戦に行くたびに茶葉を買っていました。
四国では、香川高松と土佐高知の二店舗があるのですが、私は高知の店舗をよく利用します。

シーズン毎に、フレーバーティーが販売されて、今の時期なら桜の花びらや桃の葉をブレンドしたものが出回っているようです。

私は、どちらかというとストレートでお茶をいただくのが好きなので、よくてブレンドされた茶葉までを好んで買っています。
最近の好みは、『嬉野 玉緑茶』『LA VIE EN ROSE』の二種です。
前者は佐賀嬉野の、いわゆる深蒸し緑茶。後者は、ルイボスにハイビスカスとローズヒップをブレンドしたあざやかな緋色の茶です。

スーパーで、パック詰めにされた八女茶や嬉野茶といった『深蒸し茶』が売られているのを目にしますが、私に言わせれば、あんなものは緑色の汁です。
それらでは、旨味と甘味が後味さっぱりと楽しめないからです。
スーパーでお安く買えるものは、やはりお安いお味でしかないのでしょう。

所変われば品変わる。水が変われば、茶の味もまた変わるもの。
福岡の水と愛媛南予の水が違うとはいえ、美味しいお茶は飲めないのかと思っていましたが、LUPICIAの茶葉では、福岡で飲んだものと同じ味が出ました。
美味しい深蒸し茶を飲むのなら、少なくとも四国ではLUPICIAの茶葉が最高のようです。
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