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“ 嵐が吹き消した 恵みのろうそくを 再び取り上げ、それに新しい明かりを灯さなければならぬ。” 教皇ヨハネ二十三世

file.no-40 『スターウォーズ エピソードⅢ シスの復讐』

2005-07-20 03:01:59 | 映画
万雷の拍手の中で、銀河共和国が終焉の刻をついに迎える。
万雷の拍手の中で、第一銀河帝国が始まりの刻を迎える。

誰あろう、知らぬ人もいないでしょう、スターウォーズについてです。

Star Wars, Episode Ⅲ-Revenge of the Sith
邦題:スターウォーズ エピソ ードⅢ シスの復讐
(画像は、Movie,Star Wars Episode Ⅲ-Revenge of the Sithより転載)

実は私、7月9日の日本版公開初日に観に行ったのですが・・・なんというか・・・それについてレヴューを書きづらかったのです。
何故と申しましたら、あの映画は、結末が最初から分かっていたわけです。
『エピソードⅣ 新たなる希望』以降を観ている人なら、誰でも知っているわけですが、クリステンセン演じるアナキンは、エピソードⅢの最後でオビ=ワンと戦い、最後はその身を炎に焼かれ、全身黒づくめのダース・ヴェイダー卿の格好になる、と・・・。
予め結末がわかっていて、真新しさが薄れていても、やはり特殊効果はすばらしい水準であると思います。
それが、虚構の世界を現実であるように見せてくれる。

最もインパクトがあったのは、クリストファー・リーやイアン・マクダーミド演じるシスの暗黒卿の皆さんが、すさまじい戦闘技術を見せてくれたところでしょうか。
序盤で、リー演じるドゥークー伯爵が空中ニ回転して、すばらしい跳躍力や剣技を見せました。
そして、終盤では、マクダーミド演じるパルパティーン議長(シディアス卿)が、ジェダイ・マスターを相手にくるくるくる~!と宙を飛び、突撃をかましたところなどは、肝をつぶしました。
あれらは、もちろん代役が演じたところなんでしょうが、暗黒面の凄さがよくわかる場面でした。
ヨーダとパルパティーンの一騎打ちも、なかなか観せてくれました。
切れのいい音楽にあわせて、元老院会議場での戦闘場面は、興奮もさせてくれました。

過去から現在まで、あの物語内のことを把握している人にとっては、あまり意外性の無い映画でした。
しかし、特殊効果の技術の高さや、初めてあの物語に接する人にとっては、なかなか見ごたえのあるモノだったのではないでしょうか。

(2006/04/12 一部改訂)
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