不安神経症克服への道

辛かった慰めの言葉

今まで私が不安神経症にかかってしまったと打ち明けたときに、引いてしまった人たちと元気付けようと(?)慰めの言葉をかけてくれた人たちがいた。本当はとても有り難いはずだが、とても辛くて無視された方が良かったと思うものもあった。やはり病気にならないと分らないのだと思う。私も元気なときは全然理解できずに、もしかするとそういった言葉を鬱病の人にかけてしまったかもしれない。この病気になってよかったことの一つは、かけてはいけない言葉が身にしみて理解できたことだ。自分も気を付けるよう記録しておきたいと思う。

・「緊張なんて誰でもするよ。」‥不安神経症にかかって緊張が酷くて仕事が続けられないと上司に相談したときに返された言葉。ああ、健常者に分ってもらうのは難しいんだなとはじめて思い知らされた言葉だった。車にぶつかりそうになったときに全身に走るような緊張が長時間続き、動悸がして胸に不快感を感じ、血圧が上昇し、もしかして脳出血が起るのではという不安に頭が支配され、頭頂が熱を帯びてシャワーのお湯でさえ熱くて不快感を感じ、全ての食べ物が紙のような味になってしまう状態が毎日続くのは、「誰でも」経験することではないと思う。

・「不安なら気晴らしに旅行にでも行ったら?」‥会社の同僚から言われた言葉だったと思う。気晴らしをして元気になれたら病気ではないのではないか。最悪のときは近所のスーパーに行くことさえも恐ろしかった。人が多い店、バス、電車、頭が締め付けられるようになり全身が竦んでしまった。人混みで子供の泣き声や甲高い叫び声を聞くと頭がガンガンする。また夕方や夜に道を歩くだけでも足が竦んで歩くことが困難になった。旅行なんて夢のまた夢であった。

・「自分もいろいろ不安。不安症なのかなぁ。」‥やはり会社の同僚から言われた言葉。不安神経症は不安を感じるだけではないのだが..もしかして不安神経症の初期症状の可能性が無いとは言えない。発症してしまうと身体症状が出て自分では制御できなくなってしまうので、くれぐれも気を付けて欲しい。

・「そんなことにいちいち不安を感じなければいいじゃないか。」‥パートナーに言われた言葉。それが出来たら病気じゃないと思うのだが。

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