ANAホールディングス(HD)が26日発表した2024年3月期連結決算は、最終利益が前期比75・6%増の1570億円と過去最高になった。訪日客需要の拡大を背景に国際線収入が大幅に増え、初めて国内線を上回った。 売上高は20・4%増の2兆559億円だった。国際線は訪日客に加えてビジネス向けも順調で、傘下の全日本空輸の国際線旅客収入が68・0%増と大きく伸びた。レジャー需要が好調に推移した国内線も21・8%増だった。 25年3月期の業績予想は最終利益が30・0%減の1100億円と見込む。コロナ禍で抑制していた整備費の増加や人材投資の拡大によるコスト増を想定する。売上高は欧州線の規模を3割拡大するなどし、過去最高の2兆1900億円を見込む。 ANAHDの芝田浩二社長は記者会見で「回復する旅客需要を適切にとらえ、事業を拡大していく」と述べた。(読売新聞) |
業績が株価にイマイチ反映されていない気がします。