羽田空港で1月2日、日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突した事故。衝突から18分間で379人(乗客367人、乗員12人)が炎上する機体から避難を完了したミッションはメディアから「奇跡」と称賛されました。そして、陰には同じ空を仕事場とする同業他社の協力がありました。 事故後、JAL機から乗客が次々脱出。付近にいたANAのグランドハンドリング(グラハン)のスタッフ約10人がすぐさま駆け付けました。ふだんは貨物を運んだり、機体を誘導する地上業務です。グラハンのスタッフは避難誘導した後、乗客のケアに努めました。何人かが「トイレに行きたい」と話したため、同社の整備士に連絡。偶然、近くにANAの小型機が駐機していたため、整備士の誘導で乗客数人がトイレを利用しました。 混乱のさなかでしたが、ANAの広報担当者は「小型機にはボーディングブリッジ(搭乗橋)がついており、整備士が乗り込んだのち、すぐに電源を入れました」と迅速な対応であったことを明かしました。(まいどなニュース) このエピソードがXで披露されると、15万を超える「いいね」が寄せられるなど話題に。「会社が違っても助け合いがおこなわれていたんですね」「ANAも協力していたなんて知らなかった」「影のヒーロー」と空の仲間の危機に駆け付けたANAスタッフの行動を称える声があがっています。 |
航空会社の方々は乗員は元より、その他整備や地上スタッフも、もしもの時は臨機応変に対応してくださるんですね。
しかも、そんな事は一言も言わないANA。