7月に開業から100年を迎える銚子電鉄(千葉県銚子市)が6月30日、走行中の列車内で株主総会を開催した。株主総会では2022年度決算が報告され、純利益が前年から約56倍に増えて1196万円となり、純損益で6年ぶりに黒字に転換した前年から、2年連続の黒字を達成した。 「株主総会」と主力商品「ぬれ煎餅(せんべい)」のヘッドマークをつけた2両編成の臨時貸し切り列車は、午前10時に犬吠駅を発車。約1時間かけて仲ノ町駅間を往復する車内で、株主7人が参加して株主総会が開かれた。 売上高は前年比23・3%増の6億5151万円で、過去最高を更新した。本業の鉄道事業以外の副業の売上高が、過去最高の5億3418万円となり牽引(けんいん)役となった。副業売上高の8割が「ぬれ煎餅」、1割が「まずい棒」だった。 一方、鉄道事業は1億2766万円の営業赤字。コロナ禍が一段落して団体客の回復で乗車人員は21・5%増となり、赤字幅は前年より3200万円余り圧縮できた。しかし、副業と合わせても営業損益は2603万円の赤字。国や市などからの補助金(4134万円)と雇用調整助成金(756万円)が加算され、純損益は黒字となった。 株主総会では、銚電初の女性取締役の選任案も承認された。竹本勝紀社長は「鉄道を存続するために、鉄道以外の分野に注力することで黒字につながった。熱い応援があってこその数字で、感謝を申し上げたい」と語った。(朝日新聞) |
いろいろとアイデアを出しますねえ~
株主総会出てみたいです。