キヤノンが、東芝の半導体事業に出資する検討を始めたことが20日、分かった。東芝は米原発事業の巨額損失で減少する資本を増強するため、半導体事業を分社化し、他社の出資を受け入れる検討を進めている。キヤノンは半導体製造で東芝と技術協力してきた経緯があり、出資で関係強化を図るのが狙いとみられる。 東芝の半導体事業への出資は、日本政策投資銀行など金融機関のほか、フラッシュメモリー生産で提携する米ウエスタンデジタルなど取引企業が検討を進めている。東芝はキヤノンの検討を踏まえ、出資を要請する考えだ。 キヤノンは光で焼き付けて半導体の回路を作成する露光装置を手掛ける。東芝とは露光装置の次世代技術の開発を協力して進めてきた。半導体事業への出資を通じ、東芝の技術を資金面で支える意向もありそうだ。昨年は東芝の医療機器子会社、東芝メディカルシステムズ(栃木県大田原市)を6655億円で買収している。 東芝は米原発事業で最大7000億円規模の損失を計上する可能性があり、資本増強が急務となっている。(読売新聞) |
東芝・・・大丈夫かなあ??