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yoko

日記

展覧会へ

2010-08-14 09:57:35 | Weblog
我が家の由君の運転でダーさんと3人、足利市立美術館で開かれている「多和 圭三展」を観に行った。
会場にはこれまでの多和さんの作品が、回顧展らしく観やすく配置されていた。そして学芸員のかたが親切に展覧会場の説明をしてくださり好感がもてた。
重い鉄のゲンノウでコーンコーンと鉄の表面を叩いて作られた作品は、寡黙ではあるが力づよく、生半可なことでもいおうものならしっぺ返しを食らいそうな存在感があった。
禁欲的なこの作品の制作風景がビデオで映し出されていたが、説明によると最後に多和さんが「二コッ」とするらしい。その笑顔はとても素敵だろうなと想像した。
会場には、いまどきのおしゃれな女の子たちもいて、この美術館が市民に愛されていることがわかる。
どの地方にいっても思うことだが、町全体の衰退ぶりはどうにかならないものだろうか。
歴史のあるここ足利もご他聞にもれずその波を被っている。車越しにみる町はどこか長い眠りについたようである。