yoko

日記

ひさびさ

2010-10-01 20:35:41 | Weblog
ひさしぶりに自分のブログをみて、なんと体に関するものが多いのかとあきれてしまった。
まあ、人様からもよくそれについては指摘をされる。なぜにこれほど自分の体に関心があるのか。つまるところ気になるからである。ただそれだけ。ちょっとした違和感、いつもとちがうなーということにやけに敏感なのである。
思えば、わが父親がそうであった。小学生のころ、学校が終わり我が家に近ずくとプーンと異様な匂いがしてくる。そうか、今日は母があれをつくっているんだな!と瞬間納得する。あれとは今でこそ皆が知るものではあるが、その当時、(いまからかれこれ50年前)には知っている人をさがすのが困難なほど特異なことだったと思う。それは「卵油」。当時、まだ卵自体貴重な存在だった。その卵をよく覚えていないが10個ぐらいなべに入れ弱火で時間をかけて煮詰めていくのである。そうすると卵はだんだんと黒味を帯びたドロドロの物体に変身していく。そして、あたり一面になんともいえぬ焦げたような異臭を放っていくのである。それを毎日耳かき一杯ほどなめると体にいい、そう父は信じていた。
いまでは、それが商品として売られているのだから父は先見の明があったのかもしれない。
それ以外にもいろいろな健康に関する食べ物を食べさせられた。そして、いろいろな薬ものんでいた。70歳のときには何人かの医者が異常なしというのを否定し、再度検査をさせて大動脈の動脈硬化の手術までたどり着くことができた。そのおかげで、それから12年生き延び82歳でこの世を去った。そんな父の影響を私はまともに受けてしまったようだ。
幸か不幸か、環境とは恐ろしいものだ。でも、こうしてちょっとした体調の異変に敏感なのはひょとして大病にはいたらないかも?と自分自身に言いくるめている。死ぬまで自分の足でひょこひょこと歩いていたいのだ。

胃袋

2010-08-19 08:52:40 | Weblog
調子が悪い。
体調不良はひとえにこの胃袋にかかっている。
このドーンとした重さは何なんだ。
友達も、ダーさんも皆、「大丈夫、ながいきするよ~」と言うけれど、ほんとかな?
例年にないこの猛暑、コレだ、これがわが自律神経を狂わせ不調に追い遣る原因だ。
自律神経、呼吸を除いてすべてこれによって体はコントロールされている、と確か本にかいてあった。成人になるにつれこの神経は自立していくのだが、人によっては、不安定なまま大人になってしまう。そうするといろいろな状況で体調にに現れるそうだ。
ここまで成り立ちがわかっているのだから、自分で自分をコントロールできるはずだ。が、これがそうはうまくゆかない。あーあー、厄介だこの自律神経失調症。

展覧会へ

2010-08-14 09:57:35 | Weblog
我が家の由君の運転でダーさんと3人、足利市立美術館で開かれている「多和 圭三展」を観に行った。
会場にはこれまでの多和さんの作品が、回顧展らしく観やすく配置されていた。そして学芸員のかたが親切に展覧会場の説明をしてくださり好感がもてた。
重い鉄のゲンノウでコーンコーンと鉄の表面を叩いて作られた作品は、寡黙ではあるが力づよく、生半可なことでもいおうものならしっぺ返しを食らいそうな存在感があった。
禁欲的なこの作品の制作風景がビデオで映し出されていたが、説明によると最後に多和さんが「二コッ」とするらしい。その笑顔はとても素敵だろうなと想像した。
会場には、いまどきのおしゃれな女の子たちもいて、この美術館が市民に愛されていることがわかる。
どの地方にいっても思うことだが、町全体の衰退ぶりはどうにかならないものだろうか。
歴史のあるここ足利もご他聞にもれずその波を被っている。車越しにみる町はどこか長い眠りについたようである。

暑い

2010-07-19 10:43:47 | Weblog
暑い、ひたすら暑い。
夏の開放感は素敵だが、こう暑くてはそれを楽しむ余裕すら失せてくる。
しかし、そうも言っていられない、夏は始まったばかりなのだから。
仕事場に行っても椅子に座ってモノ達をながめてばかりの日々が続く。
先日、久しぶりに以前ティムさんから頂いたMOMAの画集を開いた。今世紀を代表する作品が次々と眼に入ってくる。至福の時間である。よいものは自然と人の手によって残されるものなのだなーと改めて思った。なんのことはない、人間の普遍性を持ったもの、それらはいつの時代でもわたしたちの琴線に触れるのである。
佐久市立美術館に今回収蔵された「記憶の領域2010 HA」がそんな作品であることを希望する。

ごぶさた

2010-06-16 09:32:06 | Weblog
久々のブログである。
個展終了からばたばたと時間が過ぎてしまった。
昨日はだーさんの実家の草むしりをしてきた。暑いし、疲れるし、もうやめようと何度も思いながら朝からお昼までがんばってしまった。マラソンハイならぬ草むしりハイである。
おかげで少しはマシになったが。
その後遺症か午後は仕事場でだらだらと制作、その合間に手元にある「ミラノ霧の風景」を数編読み返した。活字が以前と比べて、明らかに深く心に染み込んでいくのを感じた。
やはり名文である。雑然としたわたしの仕事場が、そのときは何故か快い緊張感をもった澄んだ空気の異空間に変わっていたのである。

原稿

2010-04-15 09:18:15 | Weblog
豊田市美の天野さんより個展図録の作品評文が昨晩メールで送られてきた。
おもしろかった!これまでの自分の創作過程がきれいに整理され、なおかつ、いままで漠然としていたものを見事にあぶりだしてくれた。
そうか!わたしは天野さん言うところの「純粋造形への志向を決定的に拒否したところから「もの」をつくり始めている」んだ。なるほど.......

美術館の仕事の忙しい合間にわたしの仕事場にいらしてくださり、はたまた、わたしのドジで駐車料金まで払わす羽目にしたり、なんとも天野氏には迷惑の掛け通しである。
それを払拭するような展覧会にしなければ、面子が立たない。
もう1点、がんばるか!

句会

2010-03-07 11:52:15 | Weblog
2月句会

兼題 梅一切 
   
   紅梅や ぎゅっと絞った香の物
   紅梅や 着物に残る帯の跡
 
   日脚の伸ぶ

   日脚の伸ぶ 教室にあるクレヨン画

旅行だ

2010-02-07 13:49:43 | Weblog
二泊三日で八重山諸島の旅にでた。
我が家のお坊ちゃまの計画、招待である。ほとんどかまってやらなかった私としては、こんな日がこようとはおもってもみなかったのだ。感激の嵐である。
雪明けの朝から一路沖縄へ。石垣島からフェリーに乗り滞在先の小浜に着いたのは夕方5時。
ALLMANDAホテルというビラ形式のちょっとリッチなところである。広い敷地には系列のホテルもあり、ひとつのリゾート地として開発されたらしい。
ホテルのロビーからはカートに乗って移動するのだが、これが遊園地のなかを走っているようでたのしかった。

2日目は朝から船に乗り、西表、由布島、竹富と島巡り。西表の浦内川クルーズはすごかった。うっそうと茂るマングローブの生命力に圧倒される。緑のなんと色濃いことか。本土との違いを感じさせる。日本のようで、やはりそこは自然が違う、別物である。
由布島は島一面に亜熱帯の植物が咲き誇り気持がいい。水牛車で島に渡るのもハレの気分でたのしかった。
午後は竹富に行った。琉球の昔にタイムトリップしたよう赤瓦の民家が立ち並び、まさに箱庭の世界に迷い込んだような錯覚に陥った。シーンとした気配と白い砂の路地が印象的であった。異国のようであり、しかし懐かしさも感じる不思議な空気感である。

3日目」は石垣でレンタカーを借りお坊ちゃまの運転で川平湾まで足を伸ばす。澄んだ海も印象的ではあったが、やはりここでも緑の濃さには参ってしまう。濃い、ほんとうに本土の緑とは違う、以前いったバリの濃さとよく似ている。むせ返るような濃さである。好きだなー。
ぐるっとひとまわりして、最後の締めとして八重山そばを「のりば食堂」で食べる。うまい!さっぱりしているのに滋味深い。初めて味わった沖縄そば、はまりそうである。
お店のひとの対応もさりげなくそして暖かい。家族3人ごちそうさま、のひとことに感謝を込めて店をでた。

さあ、もう帰らなければ。
楽しい時間はあっという間である。家族3人べたべた引っ付いた旅であったが記憶に残る時間を過ごせた。まずは由おぼっちゃまに感謝、感謝である。
由君、あ、り、が、と、う!

2010-01-23 10:26:15 | Weblog
「冬空に くちびる真っ赤に 染めてみる」

先日の句会での一句。

新年

2010-01-12 10:08:04 | Weblog
新年になった。
先日は、雨引きの里彫刻のメンバーと新年会。いつ会っても気持ちが新鮮になるひとたちばかりである。新年会の前に次回展の候補地をお弁当持参でまわってきた。春のような暖かさのなか車を連ねての大移動は楽しかった。

正月に八幡様で引いた大吉のおみくじ、そして、欲深なわたしとしてはそれだけでは納得がいかず、相性の良い成田山新勝寺でもおみくじを引いた。そして、それもなんと大吉。ただし、新勝寺のほうは、歩いているうちにどこかへ、落としてしまった。欲をかくとこういうことになるんだよなー。
ともあれ、ことしは何かあるぞ!というかそうしたい。

只今制作中の作品が面白くなってきた。
人のような植物のような不思議なヤツ。楽しいねー!