oceanside

仏語、英語学習者。アイザック・アシモフのファン。ノース・ホワイトヘッド思想信奉。縄文志向、仏陀志向。

人生は宇宙の転機

2021-10-23 21:33:00 | 宇宙意識から神性意識、そして統一意識へ
大変久しぶりの海浜公園に来ています。おおぜいの来園者には、驚かされました。聞けば、コキアの色つく頃だとか。自分の趣味的に何ヵ国語を聞き分けられるか、という以上に、興味をそそられる声。「見て見て青空が青いよ。海浜公園って海の側なんだ!」苦笑できるひとときです。
 自分の日記には、どう書こうか?
 見晴らしの丘を背景に緑の松。
 コスモスは、白、ピンク、薄い赤、枯れ花、斑(まだら)。
 コキアは燃える転機。

「人生は、人と命と転機」。

 
「松とコスモスとコキア」それに青空、青い海と秋風。

yatcha john s. 「人生は宇宙の転機」












Good-by my good-by

2021-10-23 10:09:47 | 初恋
秋空は懐かしさの重なりあい
Raindrops の涙のあと
こころを隅々まで洗い落とし
すっきり何もなかったように

秋晴れは優しさの重なりあい
傷口にそっと包帯の上から口づけしてくれた
あの頃のあの子のいとおしさ
その瞳は永遠の太陽の眼差し

いつも学校からの帰り道
二人で口ずさんだ ZARD の good-bye my lonliness
ラグビーの練習で怪我したのはあなたのせい
直すんだったら、まず気持ちからね
生意気なあの子は看護婦志望

https://youtu.be/JLMFxjxN4b0

yatcha john s. 「 good-bye my good-bye 」


「ファウンデーションと帝国」と「1984年」

2021-10-23 09:55:22 | 宇宙詩とhorizon的瞑想
「ファウンデーションと帝国」(1952)と「1984年」(1949)

 ついこのあいだ、fb友のDan BreedenさんからSex Crimeという楽曲を紹介され、ちょっとだけ思い当たるところがありましたので、お伝えします。それは、ただ1984と連呼する衝撃的な歌なのですが。
 ご存じのように、「1984年」は有名なGeorge Orwel が全体主義の恐怖を鮮明にした未来予想図でDystopia SF小説です。
 ディストピアとは、ユートピアの反対語で、ユートピアが「すべての者に公平に幸福が分配される理想の社会的」に反して、ある少数の特権階級が、人民を監視し、衣食住全般を管理する。
 この「全体主義」についての議論が今日、また再燃しつつあるようです。それは、比喩的に言えば、右でも左でも、傾き過ぎた、日の出、日没を表徴していて、地を焦がす危ないatmosphere を醸し出しているみたいです。
 多くの人がややもすると、誤解しているかも知れませんが、その対立概念が「個人・自由」と考えているようです。でも、今日の様態は、その両極ににわかに垣根を取り外される局面が現出しています。
 いわゆるIT依存の社会の現出です。個人の自由意志の選択も、その動機、プロセスにおいても、超コンピューターにコントロールされて、錯覚を与えている日常生活です。アシモフは、そのようなコンピューターをマルチバック(Multivac )と呼んで、彼の作品中に登場させています。
 アイザック・アシモフの「ファウンデーションと帝国」には、ミュールという、人間の意思、感情をコントロールして、彼の手先として利用するという、そして、ハリ・セルダンの「心理歴史学」に変調をきたさせるという怪物が登場します。彼は、片や、放射能、原子力を嫌悪する人物でもあるのですから、ただ単なる徹頭徹尾な悪玉ではないとも、描かれていて、読者には少しだけ、理解するのに厄介ではあります。
 しかも、続く「Foundation and Earth 」(1988)には、そのミュールが、無機物、有機物を問わず全体融合体としてのガイアの出身であることも謎解きの厄介さを助長させています。
 彼ミュールは、自分自身を「第一市民」と呼んでいるように、ここでも統率者「Big Brother 」と呼んだOrwell の影響を想起させられます。
 
 いわば、今日の哲学的地平線の大きな課題としては、この全体主義という大壁が人類の将来に立ちはだかっていることをまず、深く認識することから始まらないといけないということでしょう。
 そしてさらに、あらゆる科学諸学科とともに哲学的思考がさらにもとめられる時代が到来したのでありましょう。

https://youtu.be/MDQ7dq7a8T4

伊尹


ミーターの大冒険 エピローグ 20 「ムン・リ・コンパー」

2021-10-18 04:45:03 | ミーターの大冒険
20 ミーター君、ハニスさんの留守中、ごめん。ぜひ、ラベンダーの館に来たくてね。オリンサスさんのことは残念でした。それから、君をだいぶみくびっていたようで、あやまりたくってね。もう一つ、ターミナスにいる以上、アルカディアの面影に会いたくてね。なにしろ彼女のことはあまり知らないからね。彼女は銀河復興のシンボルであり、彼女の心意気を知ることは、これからの僕らの活動の支えになるに違いないからね。

 もう一つ、オリンサスさんが息を引き取る前に、あなた方へ言伝てをする約束をした。ミーター君に、直接伝えないといけないと思ったからね。君はオリンサスさんによってつくられと聞いている。
 それから、今銀河図書館のバーチャル機能改造に取り組んでいるのは知っているよね。君をよく知れば、オリンサスさんの手法の参考になると思ってね!
 ハニスさんから聞いている銀河復興の時が近づいてる。銀河復興の糸口は故郷の星に行くことから始まるってね。僕にも、ちょっとだけ力になれるかも知れないと思った。小さい時父から聞いたことを思い出してね。
 まず、それはね、ちょうど銀河の反対側に大きく輝くカノープスやシリウスという恒星のあるシリウス星系のことなんだ。そこに行くのに、シンナックスを経由するのが一番近い。そのシリウス星系にオーロラという故郷の星の候補があるらしい。その他にも、その候補地は数多くある。
 しかし、従来言われているような、ジョーダン、オビジャン、クォミルやラメットという学者の文献では、不明確なんだよ。

 待って下さいよ。そう藪から棒に言われても、それと、オリンサスさんの伝言となんの関係があるというのですか?オリンサスさんは、その故郷の星がどこにあるか知っていたと言うのですか?知っていたのに、以前は黙っていたというのですか?

 ミーター君、誤解しないで欲しい。僕が知っていたのですよ。それをオリンサスさんに話した。オリンサスさんは、それを君たちに話したかったんだ。でも伝えるのに命がもたなかったんだ。

 あなたが知っている、と言うのですね。
どういう風に。

 シンナックスの先にガイアがある。その向こうにコンポレロンがある。僕の父の故郷。コンポレロンの向こうにあるのが。セーシェル、その先がオーロラ、そしてアルファ。シンナックスの先がシリウス星系だ。
 僕は父から聞いている。人類の故郷は、きっとシリウス星系にあるってね。

 ああ、そういうことなら、アルカディアやハニスさんからも聞いていますよ。

 しかしね、探索の旅に出て行かなくては、何も始まらないのでは?ミーター君。

 そうは言っても、航宙船がない。

 やっと完成したよ。ファー・スター二世号。
 君がコントロールする。探査装置は完璧だ。

 コンパーサん。いつ、どうやって。ハニスさんと一緒にですか?

https://youtu.be/cUSl1dc_qCc

yatcha john s.  『ミーターの大冒険 』 エピローグ 20 「 ムン・リ・コンパー 」