株式会社マルミツテクノ デじタルかわら版

九州・福岡でマイクロ・ナノバブルを研究開発している(株)マルミツテクノの社長のブログです。

・・・はどこへ消えた?~設立編~

2011-06-22 04:41:56 | 工場の歴史

以前優秀な後輩に、「o_y_dさんってチーズはどこへ消えたのネズミですね」と言われたことがあります・・・。

今思うと、そう思います(笑

 

まったくお客を持ってなかったのに独立した社長(親父)

すぐに兄(工場長)、最後にわたしが工場に入りました。

その時の設備、汎用旋盤1台、NCフライス1台、ボール盤1台、事務所クーラーなし。

初めのうちは社長が以前働いていた会社から単純なΦ32の穴とM10のタップ2ケ所の板加工を黙々と作ってました。

そのうち、近所のある中くらいの町工場の専務と知り合いになり少し仕事をいただきましたが値段は安い仕事です。

社長は旋盤士なので、あまりフライスの加工は知りませんでした。

兄と私はまったくの加工素人だったので加工自体ができません。

それでも、どうにかこうにか加工して納品してました。加工時間はまったく単価と合ってません。

その人(専務)の紹介である町工場で1人でえらく儲かってる社長を紹介していただきました。

「(加工)仕事はすごく持ってる」

どうしても仕事が欲しかったので、社長は私を毎日のようにそこの会社に送りこんでました。

当時の町工場の人にしては、私はパソコンが強い方だったのでそこの会社事務所でエクセルで表とか見積もり書とかのシートを作ってました。

 

ある日、そこの社長が、

「うちの仕事するか~」と。

続けて、

「マシニング加工が多いからうちの機械を売ってやるよ、仕事もつけて・・・」

・・・今だと胡散臭い話だと思うのですが当時はとにかく仕事が欲しかったのです。

すぐ工場に戻って社長に話しました。

3人でこれから加工業やっていくなら設備が足りないということで買うことにしました。

マシニングをまったく使えないのに・・・。

中古のマシニングとしては破格の値段(高い方)で買い取ることに。

そして、どうせならということでCAD/CAMも選定してもらい浜松合同「NASKA」シリーズを購入。

なぜNASKAを買ったのかといえば、そこの社長が使っていたので同じのをということで。。。

 

平成9年初夏のある大安。

私たちの工場にマシニングという機械が搬入されました。。。。

この後、私たちは地獄を見ることになります(笑

 

つづく。