おかめ♪ブログ

エヴァとエヴァパチを好む
エヴァバカかあさんの日記

シン・エヴァンゲリオン。 カタ・コト、ネタバレ感想文

2021-04-17 13:15:00 | EVANGELION

その日は寒かった。いや、その朝は寒かった。
冬と春の間くらい。
マリとアスカの新しいプラグスーツの色に合わせて買った白いコートがちょうどいい。
心がむずむずする。私の鼻もむずむずする

3月。
新しい出会いと別れがすれ違う月
そんな季節に私は主人公、碇シンジの覚悟の行方を見届けに行く。
それはとてもとても苦しくて、たのしいんだろうなって。

只今3月8日の朝、7時まえくらい。
まだ人気の無いまちなかの映画館は人で溢れかえっていて
若人ばかり我ら熟年層が少ないのがとても不思議な光景で。
放映時間が近づくとともに私の感情が高まっていくのがわかる

夜明けの残り香のする気持ちいい空気とともに。
さあ、一番スクリーンへ行こう。


シンエヴァみたらエヴァに興味なくなるのかなって
それが嫌だなってずっと思ってて
(いつか好きなアニメのひとつとしておさまるんだろうけど)
どうせならしっちゃかめっちゃか話がぐちゃぐちゃになって、
がっかりしたかった。
お別れしたくなかったから。

わたしはがっかりしたかったのです。

 


無理だった。アヤナミかわいすぎた。

Qの時、黒波ちゃんの成長を見届けたいみたいな感想かいた記憶があるんだけど
新劇はシンジ目線で話が進んでいったから、そんなシーンはないかなって思ってて
だから第3村のシーンはほんと嬉しくて

トウジたちと暮らしながら
村のおばちゃん達と農作業をし、色んなことを覚えていくアヤナミレイは
みていて泣きそうになるよね…


アヤナミレイは、ものすごい速さで人間っぽくなる
綾波レイもアヤナミレイも経験してることが違うから違う個体にみえるだけで
どっちも同じレイちゃんなのかな?とも思ったりもします
育った環境で性格もかわったりするようなそんな感じ
ただ過去のレイちゃんは、人間っぽくなると消えちゃうから
またかな…と安心できない感じがみていて辛かった


ちょっとね式波さんってピンとこなくて、惣流さんの方が好きだったんです
それがシンで式波さんのこと色々わかって式波さんも好きになりました。
最初にシンジを叱るシーン…ドキドキした…(宮村さんの演技やばかった…)
シンジくん思いだなあって
だって叱るのって疲れるじゃん、どうでもよければ相手になんかしないし
シンジくんにかわってほしいんだなあって
かわったかどうか何度も何度もシンジに質問して確かめたりとか。
私をみて!私をたすけて!と 訴えているようにもみえた

最後にすきだった、いつか食べたあんたの弁当おいしかったって
素直に言う所が式波さんだなあって
惣流さんより大人っぽくて(今回の低めの声すき)、でも根本的にはアスカかなあって。

使徒化してでも立ち向かうアスカは切なく、強くて美しくて。
ああ…またアスカ悲しい終わり方じゃんって泣いてたら
最後に旧劇ラストみたいなシーンで
シンジにすきだったって言われた時は成仏した…アスカは報われたんだ
って思ったのに
好きだった人にケンスケによろしくって言われてもね
好きだったのに運命の悪戯で過去形になっちゃうって…
アスカはひとりで居続けそうな気がするんだけど
ちゃんとアスカのことを大事にしてくれる人(理解してくれる人)が必要だと
シンジはアスカのことすごく心配しているんだろうね。
もどかしくて切ない

ケンスケはいい男だったしアスカのことわかっているからこそ
何も責めずただ見守って、シンジを信じてみようと駄洒落をいう(笑)
モノのない決して豊かではない生活は幸せじゃないけど幸せなんだと思う
今はモノが豊かで何不自由なく暮らせてそれが当たり前になっているけど
何か大切なモノが少しずつみえなくなっている気がする
もっと色んなことに感謝して幸せをかみしめようと思う
シンジくん…君のおかげなんだよ

きみは報われたのかな…
なんか躁鬱状態になっている気がしてハラハラしながらみてた
目を合わせないで会話しているところとか
もともと自己主張が激しくなく、みんなが幸せになればぼくはそれで…
ってタイプにみえたから
この現実は辛かったよね…現実と向き合えるまで辛かったよね。
辛いのはぼくだけじゃなくて、みんなも頑張っていて
前向きに今をいきていて
こんなぼくなのにみんなはやさしくて。
でもこのままではみんなは幸せになれない

決意したシンジはかっこよくてびっくりする位大人になってて
わたしは悲しかった
子離れしたくないって思った←思いっきり母親目線ですいません。母親なもんで。
この子は強いよね、テレビシリーズのときから母さんはそうみてたよ
成長過程に必要なモノが色々たりないのに
それなのにここまでかわれるって、かわらなくちゃいけない運命はつらい
どんなことあってもかわれない人はかわれないし…逃げ出しちゃうから
ほんとにこの子は強い子だなあと思う



父親と息子の関係ってどんななのかな
うちの旦那はゲンドウに似てて
すごく不器用でA.T.フィールドはりまくってて近寄りがたい
だから今回の親子喧嘩シーンはとてもうれしくて
必死に量子テレポートして逃げる臆病加減とか
知識と力ではかなわんだろ的な父親の威厳上からアピールとか
ゲンドウが自分のことをさらけ出したシーンは
自己投影しちゃって恥ずかしく思ったけど

シンジのこと大事なのにどう接していいか分からない不器用加減←これは育った環境もあると思う
そしてあっさり自分の弱さを認めないからだと思うよと、
シンジに見切られるゲンドウさんw
極めつけの槍w
うん…最後は奥様にフォローされたというか、うん…ユイさんはすごいね

私はとてもとてもユイさんにはなれません
シンジ(初号機)の中にずっといたとか
私だったら息子の成長過程で手出しちゃう(笑)
あっ使徒にやられちゃう!!!!ってね(笑)
こんな親子の遺伝子もっているんだもん…シンジくんも大物になりますわ


最後まで謎で終わったマリちゃん
「ワイもう待ちくたびれたからちゃちゃっとまとめてくれる~?」
ってユイさんに言われたのではないかと(笑)
適当な考察ぶつけてみる
(頼まれた、というよりなんとかしてやりたい、ユイさんの手助けしたい的な)
(アスカのことも小さいときから知ってたのでは?とも思っちゃう)
この子は運命を自ら仕組んだ少女かなあって

マリちゃんいなかったらこの物語は終わらなかった
いつも楽しそうにエヴァに乗っている姿がだいすきでした。
シンジくんを導いてくれてありがとう。

カヲルくんありがとう。
やはり何度もこの世界をわたってたんだね…
シンジくんを幸せにしてあげたくて、でもいつもうまくいかなくて
不器用な感じはなんとなく似てる…かもしれない
幼シンジと浜辺のシーン…泣いてる…カヲルくんが泣いてる…
しあわせになりたかった…。
胸がいたかった…
私はいつもシンジくんを幸せにしてほしいという要望ばかりだったかもしれない
そしてリーチが外れた時カヲルくんきてほしいとも(笑)
カヲルくんの人間ぽい所がみれて、さらにカヲルくんのことがすきになりました


「僕だけ辛い目にあってミサトさんはずるいですよ」(序より)
よくわからないけど、ずっとこの言葉がひっかかってて。
Qでヴンダー乗ってたミサトさんみたとき、死んじゃうかもって思ってしまった
覚悟きめたんだろうかって。
子供に母親としての存在を隠すのはやさしさかなって
いや、できればちゃんと母親したかったと思うけどさ…
まあ不器用なんだとも思う
うん、艦長&母親の二刀流は無理だわ
ミサトさんは器用なタイプじゃないんよねきっと…

母親って多少なりとも自己犠牲の中で存在してると思うんですよ
母性なんかなー
自分より先の長い子供たちの将来を命がけで託すのは
同じ母として涙なしではみれない…5回以上みたけど毎回泣いてしまうシーン
(初見の時はもうちょっとで大声だして泣くところだったw)
(となりでみてた知らない母ちゃんも泣いてた)

「行ってらっしゃい」「行ってきます」←ここでこのセリフもってくのずるいー泣くわ

悲しい運命は繰り返されつつ、ミサトさんは前向きな運命を選んだけど
最後までミサトさんらしくて、
いつまでもミサトさん好きでいたいというか…だいすき!!!!!!!
三石さん最高です
リコカツ週末の楽しみにしますね


初見でぽかーんってなって一週間食欲なくした問題のシーン(笑)
でも何回かみるにつれ、この終わり方でよかったと思いました
マリちゃんらしき女性がシンジらしき男性のDSSチョーカーを外して
監督の育ったまちへ飛び出していく様は監督をみているようでしたし
新しい作品を作るため彼は飛び立っていきました的な←ドキュメンタリーみたあとだとそう見ちゃう
エヴァって監督も大好きになっちゃう作品だと思うから。
とてもいい気分でエヴァが終わってよかったと思います。

シンエヴァは主要キャラ以外のシーンも多くて
短いカットやセリフなのにその人らしい魅力がちりばめていて
それを血眼でみて探すのも楽しいし
細かい設定は相変わらずあって公式さん等から小出し報告は楽しいし
いつまでもエヴァ追える。
過去作品をみたりオマージュされたものを探すのも楽しい
これから全記録全集DVDパチンコスロット他…まだまだ楽しみは終わりません。
エヴァを好きでよかったと心から思います。
ありがとう。

つたない雑談にお付き合いいただきありがとうございました。



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