母にすがりながら
「お姉ちゃんが突き飛ばした」
「お姉ちゃんが玩具盗った」
わんわん泣きながら訴える
いつもの光景が繰り広げられている
姉弟で母をとりあう
寂しい感情があふれ出す
抑えきれない悲しみと欲望を
一心に吐き出して訴える
その横では巣穴の中で
卵を温める鳥一羽
じっとその様子を眺めてる
「賑やかでやかましいこの光景
人間はこれで幸せを感じるのか?
なんて騒々しい動物なのだ
これでは地球を破滅させるのも当たり前だ」
とでも言いたげな眼差しで見つめている
卵が孵るのは春なのだ
後もう少しの辛抱だ
人間達にうったえる事が出来るのに
後もう少しの辛抱だ
可愛い子供達が誕生するのは
そう後もう少し
そんな事を考えているような眼差しの
鳥の剥製を僕は見ていた
卵もそのまま可哀相なことだ
「お姉ちゃんが突き飛ばした」
「お姉ちゃんが玩具盗った」
わんわん泣きながら訴える
いつもの光景が繰り広げられている
姉弟で母をとりあう
寂しい感情があふれ出す
抑えきれない悲しみと欲望を
一心に吐き出して訴える
その横では巣穴の中で
卵を温める鳥一羽
じっとその様子を眺めてる
「賑やかでやかましいこの光景
人間はこれで幸せを感じるのか?
なんて騒々しい動物なのだ
これでは地球を破滅させるのも当たり前だ」
とでも言いたげな眼差しで見つめている
卵が孵るのは春なのだ
後もう少しの辛抱だ
人間達にうったえる事が出来るのに
後もう少しの辛抱だ
可愛い子供達が誕生するのは
そう後もう少し
そんな事を考えているような眼差しの
鳥の剥製を僕は見ていた
卵もそのまま可哀相なことだ