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プロ並みの歌唱力を手に入れるために

このブログでは、ボーカリストのための歌唱力アップの方法や情報をお届けします。

柔らかな裏声、ミドルボイス

2012-03-19 10:12:23 | ミドルボイス
ミドルボイスは、別の名を「ミックスボイス」ともいいます。まれに中音域のことを指す場合もあるのですが、通常は「裏声」の中で一番低い声区のことを意味します。この裏声の一番低い音域というのはチェスとボイス(地声)と裏声、2つの声区が「融合する」声域です。ミドルボイスの発声時は、声帯が半分振動して、残りの半分は閉じた状態になっています。声帯が閉じられたことにより、チェスとボイスに比べ、ミドルボイス発声時の息の量は減少します。

このように意図的に呼気を増やしたり、喉の閉鎖を調節するこの発声法によって、高音を発声する際に、声区の転換点や声の裏返りをカバーすることができます。
日本人歌手、特に男性歌手の多くは、低音をチェストボイス(地声)、高音をミドルボイスで歌っています。プロでなくても、この音域の発声をすることができるのですが、喉が閉まって辛く感じてしまったり、余分な息がもれて、ファルセット(裏声)になってしまこともしばしあります。

ミドルボイスは、チェストボイス(地声)とほぼ同じ声色の裏声なので、同じ裏声でも、ファルセットとは似て非なるものなので間違わないように注意しましょう。

この発声法を習得すると、チェストボイスよりも高い音域の発声が無理なくできるようになります。また、特に男性にとって難関となる声区の転換を簡単に行えるようになります。また、大音量を出すことなく、高音を出すことができるので、繊細で柔らかな印象を与えたいと思う人はこの発声法で歌を歌うことをお勧めします。
オンラインボイストレーニングスクール 歌声革命

ヘッドボイスってどんな声?

2012-03-16 16:13:19 | ミドルボイス
よく響く高音が出せるヘッドボイス

歌うときに、よく地声と裏声という分け方をしますが、実は声の種類はさらにもっと細かくわけられています。
ミックスボイスやヘッドボイスという言葉は
あまり馴染みがないかもしれませんが、たいていのポップス系歌手が使っているのは、ミックスボイスです。
地声と裏声を混ぜたような状態になります。ミドルボイスと言われることもあります。

ミックスボイスがある程度の高さの音までに使われるのに対して、ヘッドボイスはさらに高い音を出す時に使われます。


普通、高い音といえば裏声(ファルセット)を使うことが思い浮かびますが、この裏声をもうちょっとしっかり芯のあるものにしたのが、ヘッドボイスです。
裏声を出す時には声帯をリラックスさせるのですが、ここに少し力を加えると、普段の声に近くて響きがある裏声になります。
声帯を閉じるための筋肉が鍛えられると、ヘッドボイスの響きはさらに綺麗になるのだそうです。



最近のポップス系の歌はかなり高音まで使われていることが多いので、ヘッドボイスを習得すれば、カラオケでも気持ちよく歌えるでしょう。
聴いてる方も、喉を締めた苦しそうな高音はキツいですが、よく響いた高音はとても気持ちいいものです。

ただし、声帯まわりの筋肉を鍛えようと思っても、やみくもに力を入れてしまっては喉を痛めてしまうので要注意です。


このボイストレーニングの際は、低い音程の地声から練習するよりも、裏声やヘッドボイスから高音を綺麗に出すトレーニングをする方が良いようです。
オンラインボイストレーニングスクール 歌声革命

ヘッドボイスの練習方法

2012-03-15 10:53:03 | ミドルボイス
ヘッドボイスは、簡単に言うと「裏声」です。そして、これはミドルボイスなどに比べると、比較的誰でも出せる声だと言えます。
声自体は誰でも出せるのですが、

1. その音域がどれだけあるか
2. 声量がどれだけあるか
3. 表現力がどれだけあるか

が問題なわけです。ここでは、各項目の練習方法について書きます。

1. 音域を増やす
これは地道に最高音を出し続けるのが一番です。最高音は難しくても、今、余裕で出せる「最高音に近い音」でロングトーンをしたり、打楽器のように「ポン!ポン!」と勢いよく声を出したり、あるいは普通にしゃべったり…、というように、とにかく最高音に近い音を日常出していることで、最高音を出すのがどんどん簡単になります。

2. 声量を増やす
これは、ヘッドボイスに限らず、すべての声の声量アップにつながります。ジョギングや水泳などの有酸素運動も効果的ですし、腹筋など、全身の筋トレも重要です。ヘッドボイス特有のトレーニングとしては、ヘッドボイスで特に使われる喉の筋肉「胸骨甲状筋」「口蓋喉頭筋」「茎状咽頭筋」の3つの筋肉を意識して、発生を行うといいでしょう。(これらの筋肉の位置は、別途確認していただけたらと思います)

3. 表現力を鍛える
最終的には歌で使う以上、「表現」は大切です。最高音でなくていいので、自然に出る高音で、まるで声優のように、いろいろな演技をしてみましょう。そうすれば、歌う時も語りかけるように豊かに歌うことが出来ます。また、この際例えば「怒っている声」を表現する時は、2の「声量を増やす」が直接関わってくるように、その他のトレーニングとこれは、一致する部分も多くあります。
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カラオケでミドルボイス克服!

2012-03-02 16:02:13 | ミドルボイス
声の種類を大きく分け3つに分けると高音、低音そしてその中心にあるのがミドルボイス、この3つの音を「声区」ともいいます。ミドルボイスは意外と簡単に出せます。カラオケを利用する事ができるのです、「ええっ」と思われる人は多いはず然し注意する点があるのです。

カラオケでは音程を変えて歌うことが出来ます。どんな歌でもですが、まず歌う前に自分はどこまでの高い音程が出るのかを把握しなければいけません。まずは自分を知ることが大事なのです。そして曲選びも重要な点です。ロックや高音域の歌は選ばない方がいいと思います。「誰もが歌いやすい歌を選ぶ」これが重要です。そして歌を何度も歌い音程を1オクターブあげます。ミドルボイスなので高すぎる音程で歌う必要もありません。

何度も歌うことで音程が頭にインプットされてくると様々な歌にもチャレンジできます。歌唱力は関係なく声を裏返す事無く歌う事が大事です。ミドルボイスは地声で歌うことが必須で、裏声はあえて使いません。高音域のヘッドボイス、ハイトーンボイス低音域のチェストボイスこの3つをボーカリストは完璧に使い分けています。

ミドルボイスが出せても実践的にはこの三つの音を使い分けないといけませんが少しばかり素人にはハードルが高いかもしれませんね。
⇒ミックスボイスの一番簡単な練習方法