ピッチとふうとみけ+Choco.

犬のボディランゲージを学ぶ@横浜座学 #1

月1回の横浜座学では動画を使って犬のことを学ぶのが定例になりました。
そして・・・チャーリーママさんの「心を育てる犬育て」のお話に引き込まれた一日でした。



言葉を持たない犬は、犬同士さまざまなボディランゲージで感情や気持ちを相手に伝えます。
これは犬の会話の手段ですから、私たちはつい、「犬が何を考えているのか知りたい」という方に考えがいってしまいがちだけれど
わたしたちがすべきことは、犬が発しているボディランゲージを読もうとするよりは、
ヒトが学んだ犬のボディランゲージで犬に伝えることの方が大切というお話をされました。
そりゃそうですよね、読めたって伝えられなければ、使えなければ役に立たないってことです。
たどたどしくたって、きっと犬の方がヒトが発するボディランゲージを読み取ってくれるに違いない。
・・・そのためにもっと学ばないと。

チャーリーママさんは、以前から「正しい依存」とおっしゃっています。
支配性理論でいうヒトが犬のリーダーになるではなく、犬社会の中の犬のリーダーとしてのヒトに犬が判断を任せる、ゆだねるということです。
ボディランゲージを知り、ヒトがそれを発することで「犬がヒトを頼る」「犬とヒトがパックになる」ことができるようになり、
犬の自然呼吸がうながされるのかなと感じました。
犬を人間社会の中でいじくりまわすのではなく、犬は犬。
自分のなじんだ世界の中で強い犬が気持ちを納めてくれるようにヒトがその役割を果たすこと。
それが叱らないが、優位性支配的ボディランゲージを取るというお話でした。
犬同士の距離を保つ、犬の間に入る、動きを止める…などは犬たちの中でも見られるし、それをする優位な犬はいつも落ち着いています。
私たちがすべきことは、犬の視線を対象からはずすためにインターセプトをする、動きを止めるためにはハーネスをつかむこともいとわない。
犬の身体を押しやる、それぐらい毅然としてなければならない、それは犬に失敗させないことにもなりますよね。
そしてなにより飼い主が自然呼吸をすること。バタバタあわてない、動かない…これもいつも心がけなくては!と自分に言っておく。
それで初めて、ヒト目線ではたから見ると犬のしたいことが拒絶されてイラっと来てるに違いないと思われがちなことでさえ犬へのご褒美になる。
罰で伝わらないことが正の弱化*として犬に伝わるんですよね。

*叱られたり、つるされたりする(嫌子出現)から、行動が減るというのがふつうオペラント条件づけの正の弱化では言われることだけれど、
犬社会の方法(ボディランゲージ)を使うことで体罰を使わなくても充分行動を減らすことができるというのがチャーリーママさんの考え方です。


Choco.のことで言えば、「ママが一緒だから大丈夫」がまだ充分伝えられていないなぁというのが正直な気持ちです。
みなさんのお話を聞いていても、そう思います。

Choco.はうちに来た時には8か月。それまでの半年間はめちゃくちゃな生活で犬として良い経験を積んできたわけではありませんでした。
しかもその時強化されたことでがっちりぬりかためられていることはしかたないことですし、すでにできてしまったそれらを今更真っ新にはできないです。
それでもそれをなんとかしたいというのが私とChoco.との取り組みのコアな部分でもあります。
もうできあがっているものは一番に表に出やすいですけど、それにとって代わるものがChoco.には必要だと思っています。
それが、徹底的に「名前を呼んでおやつ」をすることにつきると日々続けているわけです。
お仲間さんでもパピーのころからママさんのトレーニングで…とおっしゃる方ばかりではありません。
多かれ少なかれいろいろと回り道してたどり着いた方も多いです。
そういう方々に学ぶ座学でもあります。

Choco.は年齢が上の分、若い子のようにすぐに変わる、身につけられるものではないとおもいますが、
それでも地道に…をモットーにやっています。

いつかは、反射的に吠えてしまうのではなく「どうすればいいの?」が出せるよう、「ママ、お願いね。」が言えるようになれたら…
私から「今はこうすればいいよ」「ママに任せて」とChoco.に伝えられるようになれたら…。今はそれだけ考えています。
これは、Choco.と私の心も育ててくれるに違いないですからね。
そのためにもボディランゲージを学び、Choco.だけでなく相手の犬にも伝えられるようにこれからも頑張りたいです。


毎回楽しみなヘルシーランチ
おろしハンバーグ、ツナと大根のサラダ、かぼちゃの茶巾、冷奴
味噌汁、香の物、雑穀ごはん


内容が濃かったこの日の座学。午後の部は続きます…

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