《次男嫁のデシャ婆奮闘記》

嫁 姑 エピソード

今年のお正月の話(入浴剤詰め放題事件 その2)

2016-10-29 15:27:37 | 日記

毎年、年末年始は主人の実家家族(義両親・義兄家族・私たち)で、義実家に数日間お泊まりになります。

なので、毎年何か事件?トラブル?エピソード?がいくつか発生します。

 もう、お正月から半年以上経ち、数か月後にはまた今年も年末年始がやって来る今現在でも、思い返すと3件ぐらいのエピソードがあります。

そのうちの3つ目を紹介します。

そして、その3つ目には続きの後日事件談があるのです。

あの元日の凄まじい買い物をした後、無事に夕食を終えて、義実家で数日間の正月を過ごし、翌週の半ばからは息子の幼稚園も始まって、通常生活を取り戻しつつあった日曜日の事でした。

私に仕事が入っていたので、息子をデシャに預けてあり、夕方に仕事を終えて迎えに行ったときの事です。

あの、元日に買った入浴剤達は、バラバラに飛び散ったデシャの分と、私の詰めた分の2袋は、元日の夕食用に買った食材と一緒にしてしまうと、入浴剤の香りが食材に移ってしまうので、別の段ボール箱に入れて積み込み、義実家まで持ち帰りました。

そして、正月を過ごして自宅に帰るときに持ち帰るように言われ、

デ『○○(姪っ子)ちゃんが入浴剤入れてお風呂に入るの好きだから、私(デシャ)が詰めた分は長男嫁(義姉)がもって帰りなさい』

とのことでした。

しかし、いつもながら、義実家から帰るときは自分達の荷物を積み込むのにもバタバタとしてしまうし、気を利かせたつもりの義父が、入浴剤を義実家の倉庫にしまってしまい、義姉も私もお正月を過ごして、義実家から帰るときはいつもながらバタバタと帰り支度をして帰るので、入浴剤の事などすっかり忘れてしまっていました。

世間でいうお正月休みも終わり、家族全員それぞれ仕事や学校、幼稚園も始まって何日か過ぎ、通常の生活リズムに戻りつつある頃、私が週末の仕事で、主人も仕事があったので、息子をデシャに預けて、それぞれの仕事を終えて息子を義実家に迎えに行った時に、更なる事件は起きたのです。

正月休みを終えてデシャが義実家の倉庫整理をしていたときに、義姉と私が忘れていった入浴剤の入った箱を見つけたらしく、この日の帰りに持っていくように、また、帰宅ついでに義姉の家にも届けるように頼まれました。

そこまでは良かったのですが、その入浴剤の件を伝えるときに、その場にはデシャと私以外に義父と主人、息子しかおらず、元日の入浴剤詰め放題事件を知っている人間が私とデシャしかいなかったのです。

そしたら、デシャがみんなの前で私に向かってこう言ったのです。

デ『こっちのバラバラの方がアンタ(次男嫁)で、きっちり入っている方が私(デシャ)だったね?数を数えたら、アンタ(次男嫁)が15個で私(デシャ)が21個だったよ!』

と、デシャと私以外当事者がない状況下の中で、勝ち誇った顔をして、私を嘲笑うかのように言い放ったのです!

事実の改ざんも甚だしいくらいはっきりと言いきったので、一瞬私の記憶が間違っていたのかと錯覚しそうになったり、ひょっとしてデシャに記憶障害的な病でも発症したのかと思うほどでした。

個のまま放っておくと、これが事実になってしまって、何かの度に笑いのネタにされそうだったので、

私『えっ?!お義母さん(デシャ)の方がこっちじゃありませんでした?』

しっかりと否定しておきました。

そうすると、デシャはすっとぼけた感じで

デ『そうだったっけ?でもまぁ孫娘(姪っ子)ちゃんが、入浴剤を入れてお風呂に入るの好きだから、多い方を届けてあげて!!』

別に私は欲をかいて多い方を持っていこうなんて微塵も考えてなかったのですが、そんな言われ方をしそうだったので、素直に、バラバラで少ない方を持ち帰り、多い方を届けました。

数ヵ月過ぎた後日、この元日の事を義姉に確認してみたら、やはり私の記憶の方が正しかったです。 


今年のお正月の話(入浴剤詰め放題事件 その1)

2016-10-28 16:30:51 | 日記

毎年、年末年始は主人の実家家族(義両親・義兄家族・私たち)で、義実家に数日間お泊まりになります。

なので、毎年何か事件?トラブル?エピソード?がいくつか発生します。

 もう、お正月から半年以上経ち、数か月後にはまた今年も年末年始がやって来る今現在でも、思い返すと3件ぐらいのエピソードがあります。

そのうちの3つ目を紹介します。

2つ目で紹介した、元日の夕食の食材を買い出しに、デシャと義兄と義姉(義兄夫婦)、私の4人で元日の夕方、メチャ混みのスーパーへ行ったときのことです。

人数が多い夕食の買い物なので、カートを2台使用して、手早く終わらせるために、それぞれ手分けをして買い物を進めてそろそろレジで精算するために集まってきていました。

ところが、お正月の初売りのイベントの様なもので、正面の入り口付近に、固形の入浴剤の袋詰めコーナーが目に入るとデシャが興味を示し、足を止めました。

デ『去年もやってたよね!お正月だからやっていこう!』

と、義姉と私を呼び止め、袋詰めを始めたのです。

これから帰って夕食をまだ作らなくちゃいけない、大人だけなら食べ始める時間が多少遅くなっても、正月だから構わないが、子供達(特に幼稚園児)がいるのに。。。

義姉もデシャの機嫌を損ねまいと渋々近づき、いかにも延びが悪そうな、いかにもすぐに弾けてしまいそうな両サイドを圧着してつけてある袋を手にして入浴剤を詰め始めました。

私も近づきはしたのですが、ワゴンの周りに先客が居たのと、カート2台が通路の邪魔にならないように、すぐ動かせるようにと少し離れた通路側の方に立っていました。

入浴剤を詰め始めると案の定、袋がビリっと裂けて中身がボロボロと。。。

デシャも義姉も同じように、それを3回ぐらい繰り返した時点で、義姉はギブアップ

姉『もぉ~無理だぁ。やめた!』

と破れた袋達を処分してその場から離れていきました。それでもデシャは詰めていました。

先客の人も居なくなり、スペースが空いて、1人詰めているのが恥ずかしくなったのか、

デ『アンタ(次男嫁)も突っ立ってないでやりなさいよ!正月なんだし、お金払うのはおばあちゃん(デシャ)なんだから!』

と、やらないだけでこんなにも言われるのかと思うくらいの強い口調で急かされたので、渋々やることにしました。

それまでにデシャや義姉がやって失敗している姿を見ているので、詰め方を心得て、不規則に詰めるのではなく、きっちり並べて詰めていきました。

しかもその入浴剤には何種類か香りがあったので、ローズやジャスミン等の私が好きな香りを選んで詰めていきました。

そうしたら弾けることなく一発で詰めていけたのです。

固形の入浴剤なので、きっちり詰めていくと袋の中で立方体?長方体?のような形になっていって、袋のすりきり?を越えても積み上げていくような感じでどんどん乗せていけるくらいになりました。(まるでジェンガの様に。。。)

どこまで乗せていけるんだろうかと、私も主婦魂でついつい欲が出て、面白がって積み上げている頃、デシャはスッとその場を離れて私の視界から消えました。

何処に行ったのだろうかと思ったら、レジを過ぎたところにある、購入したものをかごから袋詰めするところに行き、ビィィィっとセロハンテープを何枚か切り出してとってきたのです。

そのセロハンテープを、デシャが詰めている裂けた袋にベタベタと貼り付けて補強しだしたのです。

その執念深い光景に、義姉も私も唖然( ; ゜Д゜)言葉が出ませんでした。

なのに、私が積み上げた入浴剤を手で抑えながらレジまで持っていこうとすると、デシャは私を呼び止めて

デ『次男嫁(私の名前)。さすがにそんなに積んで持っていくのは、お金払う時私(デシャ)が恥ずかしいから、はみ出た分は置いていきなさい!』

だど。。。裂けた袋をセロテープでベタベタに貼って補強しちゃってる方がどうかと思いますけど。。。( ̄▽ ̄;)

何度も言われたように、お金を払うのはデシャですから、私は素直に積み上げた分の入浴剤を戻し、デシャ、義姉と共にレジに向かいました。

元日の夕方と言うことで当然レジは大混雑。

袋詰めなんてせずに最初から並んでればという後悔と、今頃子供達はお腹を空かせているのに、これで帰ってこれから夕食の支度じゃ大変だろうなと言う心配が頭をよぎりながら並んで待っていました。

今にもはち切れそうな、入浴剤を詰めた袋を抱えながらいたデシャが、

デ『ここのレジの人は、私もよく知ってて速いからこっちに並ぶか!』

と私たちを誘導して、別のレジに並び替えてから間も無く。。。ボロボロボロボロ!!!

デシャが持っていた入浴剤の袋が案の定セロハンテープが弾けて、全部床に散りばめられてしまったのです。

デ『うわぁぁぁっ!』

との声に驚き、義姉と私が入浴剤を拾い上げていました。

そのときに、デシャはレジカウンターの中に吊るしてある、本来は従業員の人しか使わない、肉や魚のパックを入れる大きめの薄手のビニール袋(専門用語ではタイミーと言うらしい)を勝手に取ってきたのです。そして

デ『この中に入れて!』

とバラバラになった入浴剤と、クシャクシャになった詰め放題の袋を入れて、何もなかったかのように並んだのです!

そのまま前の人の会計が終わりかけて、私たちのカートのかごをカウンターの乗せ始めた頃、デシャがレジの従業員の人に向かって

デ『ここがこんなに混んでて待たせるもんで破れちゃっただで、よしにしてよ!』

と言い放ったのです。

レジの人も、元日夕方のこの混みようだし、大事になっては面倒なので、と言う感じで、デシャに了解を示すアイコンタクトで返事をすると、私の詰めた袋についているバーコードを2回、ピッピと通して、会計済みのかごに入れました。

デシャは何一つ悪びれることなく、当然のような顔をして会計を済ませました。

ただの正月の夕飯材料を買いに行く買い物が、デシャがいると衝撃事件が起こるのです。

私にとっては正に悪のエンターテナーとしか言いようがありませんでした。