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畑の仲間と年齢軸

猫の額ほどの土地で野菜作りを楽しむ同好会。NHKの番組(月刊やさい通信)のスタッフが取材に来た。本音は飲み会。

50年振りの不作

2010年10月13日 | 日記
今年の夏は猛暑と少雨で野菜が品薄、高騰を続けている。キャベツ156円、ネギ1135円、トマト880円と1キロ当たりの価格が100%から144%と値上がりしている。ネギ1本が170円とは驚きだ。埼玉産の米などは実が入らず、籾が黒ずんで、出荷できないとのこと。さいたまコープ40周年を記念して荒川わらの会が開催した案山子コンテストに登場した管総理の案山子を見てもさえないのが一目でわかる。



鍬・熊手・万能

2010年10月01日 | 日記
西東京市緑町に東京大学の農場があり、校内に「農業博物館」がある。駒場農学校や弥生キャンパスなどに保存されていた農機具が展示されている。展示品の中に「備中鍬」3点がある。写真上から三本備中鍬、ばち付き三本備中鍬、ばち付き四本備中鍬。
説明書きによると、鍬・熊手・万能は地域によって名前が異なるだけで同じ農具だったという。
三本備中鍬は刃先が扁平なのでダイコンや芋などの根菜類に使われたと思われる。ばち付きの三本鍬や四本鍬は湿田や強湿田の耕起用に使われたと思われる。我々が使っていた関東での鍬や万能とは大分形状が異なる。


収穫の秋もまじか

2010年09月10日 | 日記
1カ月以上の日照り続きと観測史上まれにみる熱帯夜の連続も、9月8日の台風9号による大雨で解消した。全国的に稲作の出来も上々、要所要所に雨が降ったせいか、水甕も干されず、給水の心配もなかった。水撒きに豊富な水を使えたのが幸いした。さて写真は東京北区の赤羽自然観察公園にある復元された農家。気温が38℃に達するというのに、この家の板の間に座っていると、通り抜ける風も心地よくしのぎやすい。
ススキやヨシなど屋根をふく植物の事を茅といい、昔は住民が共同で管理する茅場が広がっていた。これらが高度成長期にゴルフ場に変わってしまった。
筑波山に隣接して八郷町がある。今は石岡市と合併して八郷地区と言う。ここに茅葺き屋根の民家が70棟以上ある。この地区の茅場はつくば市の高エネルギー加速器研究機構の敷地内にある。1周3キロの加速器が地下に設けられ電子を加速させてさまざまな実験を行っている。その施設の地表部分がススキの原となっていて、茅葺の材料となっている。
9月22日現在:真夏日 71日 猛暑日 37日
なお、23日の春分の日は10時ごろから雨が降り出した。気温が昨日と比較して10度も下がった。やっと夏が終わったという実感だ。




恵みの雨

2010年09月08日 | 日記
東京で35℃以上の猛暑日が13日目となり、1995年の過去最多に並んだ。畑もいよいよ秋の植え付けが始まる。しかし、砂漠のように砂埃が舞うなかでの植え付けは到底不可能。キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなどの苗は8月後半に販売が始まったが、植え付けをした人の大半が枯れてしまった。さといもは、我々はもちろん、プロの畑もほとんど枯れてしまった。ネギもとろけてしまった所が多い。キャベツやブロッコリーの苗を植え、根周辺に枯れ草を積み、毎朝・毎夕水やりを出来る人だけがかろうじて生き延びた。秋ダイコン、ほうれんそうなどはマルチが出来ないので雨待ちだった。朝6時前後と、夕方5時は水やりをする人たちで混雑した。
そして今日、台風9号の通過に伴う恵みの雨が東京にやってきた。朝7時ごろは霧雨程度だったが、10時ごろには本降りとなり、2時ごろまで降り続いた。気温も下がった。7月半ばから続いた暑さはこれでひと段落するのだろうか。

東京都健康長寿医療センター(養育院)

2010年06月28日 | 日記
東京都板橋区栄町に東京都健康長寿医療センターがある。地元の人たちは養育院とか養老院と呼んでいる。明治5年(1872年)に設立されたもので、その後さまざまな名称を経て現在に至る。主に高齢者の予防・医療・介護の研究に取り組んでいる。大正12年(1922年)の関東大震災で養育院の大塚本院が崩壊しこの地に移った。敷地内には、渋沢栄一の銅像が建つ。板橋本院が完成した大正14年、東京市長の呼びかけに多くの人たちが賛同し、彫刻家・小倉右一郎が高さ4.3メートルの台座に3.75メートルの青銅製の銅像を完成させた。渋沢栄一は1874年から1931年まで長きに亘って養育院院長を務めた人物である。
東京健康長寿医療センターの先生方は良くテレビに出演する。先日もお世話になっている新開先生が「8月のたけしの番組に出演しますよ。」と話していた。先生によると歩くのが速い人(平均=男:1.32m/秒 女:1.22m/秒)はがんによる死亡が少ない、という話をしていた。なんでもかんでも歩くことが元気で長生きする、栄養のバランスを考えて血管を強化することがポイントである。そうだ。

収穫真っ盛り

2010年06月26日 | 日記
暑かったり寒かったり、大雨が降っている所と降らない所があったり。てな具合で、キュウリの病気が進行中。それでもキュウリ100本とたわよ。トマトが赤くなったぜ。ジャガイモを掘ったよ。そう、今年のジャガイモは北あかりが順調、いつもより大きい。男爵がちょっと小さめ。と区民農園は蜂の巣を突っついたように騒々しい。


さてこの写真、掘り起こされたジャガイモだが大きさが検討つきますか。「トーヤ」という種類だそうですが、余りの大きさにびっくり、畑は初めてというDさんでした。

天候不順で苗はメロメロ

2010年05月10日 | 日記
いやはや、畑の苗は雪や遅霜で全滅、八百屋の野菜は高騰でキャベツが480円。結局、5月に入ってから苗を植えた人が正解。レタスの根が腐るなんてことはこれまでにありましたかね。5月9日、久しぶりの夏日にトンネルで育てた苗に支柱を建てた。トマトの幹は太り、上に伸びるかどうか心配だ。キュウリは何度も植えかえ、残苗のひげが伸び始めた。ナスはまだまだ危なっかしい。ほうれん草と小松菜は元気に育ち、何度もほうれん草鍋を楽しんだ。
さて今回も意見が二つに分かれた。「トマト、キュウリなど支柱を立てて栽培する野菜類は支柱の準備を早めにし、定植する前に支柱をしっかり立てておくことが大切です。よく植えてしまったあとで、伸び出すのを待って支柱を立てる例を見ますが、それでは、せっかく畝を作り軟らかくしておいたところを足で踏み固めてしまうことになります。また、畝に踏み入らないで立てた支柱は土に差し込む時に力が入らないので頑丈になりません。」(板本利隆)
「マルチングし、定植してビニールか寒冷紗をかけて5月上旬の遅霜、暴風予防に備えます。定植後2~3週間でビニールや寒冷紗を外し、本支柱を立てます。」(加藤義松)
先に支柱を立てた人は苗の周りにビニールの囲いをつけ、風を防いでいます。今年のように風の強い日が数日続くとビニールの囲いが風で飛ばされてしまいます。
さあ、貴方なら定植前に支柱を立てるか、定植後に支柱を立てるか、どちらを選びますか?

高齢者と障害者の差

2010年04月29日 | 日記
人間は高齢になるとさまざまな障害を持つようになる。まず、第一は若者から老人扱いされること。第二は難聴・視覚障害・認知症などの障害。「いつも同じことを聞く」「なんでもおっくうに感じられる」「今日が何日かわからない」など生活機能の低下が激しくなっている。これらの症状は年齢軸には関係ないように思われる。前回も体温計の音のことを話したが、ロービジョン(弱視)も大きな問題だ。人間の視野は年齢とともに狭くなる。交通標識にして高い位置に設置された案内板や交通標識は見落としやすい。ここに朝霞警察署が発行した交通反則告知書がある。反則事項は指定場所一時不停止である。大半の車が一時停止していないではないかと司法巡査なる人物と後続の車を監視したが、彼は何度指摘しても『見ていなかった』を強調した。馬鹿馬鹿しくなって反則金7,000円を払った。
交通標識の見落としが信用できず、後日現場に行き一時停止の標識を確認した。一時停止の標識は間違いなく存在した。しかし、あまりにも高い位置にある。これでは高齢者は見落とす。夕暮れ時の赤や緑の信号も見にくい。科学技術の進歩めまぐるしい我が国だ。事業仕分けで廃止されるような研究ばかりしていないで、もっと身近な研究を実施してほしいものだ。

熱中体験

2010年04月21日 | 日記
先日、ミニバイクで走行中、埼玉県は小川町のラドン温泉に立ち寄った。
ここは岩風呂が売りで、何年か前にも東京から自転車で来て泊まったことがある。ここの名物はカラオケ大会。第一・第三土曜日の夜開催される。入湯料込み1,500円でだれでも参加できる。カラオケと言ってもマイク片手に歌うだけではない。観客をあっと言わせるためにさまざまな衣装をつけて登場する。私が訪ねた時もお客さんが衣装合わせに凝っていた。なんでも衣裳部屋も用意されているようだ。とにかくこのカラオケ大会、29年も続いているそうだ。舞台に設置された音響装置やスピーカー、アンプはすべて高級品。
ご主人の久保文治さんは1941年生まれ、この商売を始めて30年になるという。久保さんの創るホームページには仮装した人たちのポートレートが満載。とにかく出演者全員が半端ではない。仕事をリタイアした人たちのたまり場として、夫婦で訪れる場として多くの人たちに愛されている。

小川ラドンセンター<http://www9.ocn.ne.jp/~bunnji/>

体温計のピピピー

2010年03月19日 | 日記
今我々が使っている体温計は90秒後ピピピとなる。これが聞こえないのだ。先日60歳以上の高齢者の集まりで大半の人が同じことを訴えた。結局、2分を目安にして下さいで終わってしまったが、メーカーによっては聞こえるものもあると発言した人もいた。今回集まった100人近くの人達が同じ悩みを訴えたということは問題ではないのか。
現在、ピピピは湯沸かしポット、炊飯器、お風呂、電子レンジなど多くの機器が採用している。みな同じように聞こえるのでどれが鳴ったのか判別しにくい。高齢者を馬鹿にしている機器が世の中に氾濫していることをメーカーに抗議しようではないか。