ねこと舟

うちの猫たちとご近所猫、猫ファミリーのブログです

まんまるウルの物語

2008-08-12 | ウル
出窓に佇む
まんまるねこは
ウルるんです



むかしばなし・・・・・・
ウルは赤ちゃんの頃(2004年6月末)
ニンとゲンとあと2匹とともに
母親から引き離し保護しました(母親は野良でがりがりに痩せていたため)
ニン以外は生命の危機、ミルクをあげるのも
たいへんだったけど なにしろウイルス性の病気にも
かかっていて鼻水で息がつまりかけて 2匹は相継いで
息を引き取ってしまいました
ゲンは目が開かずに、ウルとともに成長がわるく体重もなかなか
増えなくて 1ヶ月間は ほぼ毎日動物病院に通いました
その甲斐あって ニン・ウル・ゲンは無事成長、離乳しました

そしてペット可の借家へ引越ししてから間もなくの頃(2004年8月)、ウルに異変が
起こりました
ウルだけが、トイレを覚えるのが遅くてベッドの上でしたり たたみの上で
してたのが気になっていたのですが
ある日ウルが突然唸りだして あばれ狂ったのです 何が起きたのか突然のことで
驚いて、私は『ウルが死んでしまう』と思い とにかく暴れるのを止めなきゃと
思ってふとんをかけて包みました しばらくすると落ち着きましたが 怖かったので
かかりつけの病院へ行こうと思いましたが 毎日通っていたのでその日は休診と
知っていたため、しかたなく近所の病院へと連れていきました
キャリーに入れている間も 何度か暴れてキャリーのあちこちに体をぶつけて
痛々しかったですが どうすることもできません
病院での診断は『てんかん』でしょう との事
薬をもらい飲ませることになりました 薬が効いていたのかどうかイマイチわかりません
ウルの発作はしばらく続きました
唸り、暴れ、おしっことうんちをしてしまいます その繰り返しの毎日でした
ゲージに閉じ込めておかなければならなく かわいそうでした
時々出していましたが 発作がでたらすぐに閉じ込めていました
かかりつけの病院にもすぐに連れていきましたが はじめにかかった病院の
薬をのんで様子をみようとおっしゃるのでそれに従うしかありません
何週間か、発作の日々が続きました
はじめの薬がまだ少しあったけど 効いてない気がしていたので 『もう薬は
空になりました』とうそをついて かかりつけの病院の薬をもらうことにしました
さっそく処方していただいたその薬を飲ませました
薬は液体のもので、容器から注射器で一回分を吸いあげ 口をあけてぴゅっと
押し出して飲ませます 嫌がりますが 一瞬ですので大丈夫・・・
新しい薬を飲ませて初日、発作は出ませんでした 次の日、また次の日と
発作は出ません
薬が空になるたびに 病院へ連れて行き 薬を出してもらう生活が続きました
ネットでも調べましたが、てんかんは薬を飲ませつづけなければならない
ケースが多いらしいです
ウルは、半年後くらいから 薬を飲ませる間隔をあけ 量を減らし
そしてついに 薬をゼロにして様子をみることになりました
てんかんの症状は それから一度も出ていません

いま思えば、ウルがトイレ覚えが悪いのではなく もうその頃から
てんかんの症状が出ていたのでしょう
そして運悪く、大きな症状が出たときにかかりつけの病院が休診だったので
あまり好きではない(過去2度悲しい思いをした)獣医師のところへ連れていってしまったため
ウルは何回もの発作に苦しまなければなりませんでした

2008年8月・・・現在では、その頃痩せていつも鼻水をたらしててんかんで苦しんでいた
ウルの面影はありません
まるまると太り 元気にごはんを食べ 兄弟たちと遊んで暮らしています

しかし獣医さんによると てんかんの症状が全くでないとは言い切れないし
他の子らよりも寿命が長くはないかもしれない とも言われています
だからでしょうか、ついついウルを甘やかして、そしてちょっとひいきしてる
かもしれません でもそのくらい いいですよね ウルは十分苦しみましたから



以上、ずっと書きたかったウルのてんかんの話しです
長い文を読んでいただきありがとうございました





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5 コメント

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Unknown (みゅうの母)
2008-08-12 23:08:34
ウルちゃんにはそんな過去があったのですね
人間と違って痛いとかしんどいとか言えないから
気をつけてあげなきゃいけないんですね
うちのみゅうも今は元気でもいつどんなことが起こるかわかりません
1日1日を大切に一緒に暮らしていければと思ってます
ウルちゃんも今は落ち着いてるし たくさんの仲間と
大切にしてもらって幸せね^^
返信する
ありがとうございます (ねこと舟)
2008-08-13 08:01:55
長文、読んでくださりありがとうございます
ウルは命の危機を乗り越えてほっとしたのも束の間、
てんかんという病気を発症しましたが
今はとても元気ですし、兄弟とコウ&フクとも
なかよく、
幸せかなぁと思います
ほんと、一日一日大切に・・・・猫たちとの生活に限らず
全てに共通しますよね
返信する
Unknown (ゆきちゃん大好き)
2008-08-13 21:41:20
ウル君癲癇あったの
うちのクロビも突然癲癇を起こし
いまだに時々あるんです
体をけいれんして抑えてあげなくちゃいけないほど苦しみます
いまは癲癇起こさなくなったのなら
良いわよね
私は留守の時起こしていたらどうしようと思っています
治す薬はないと言われているので
発作の時を押さえつけてあげるしかないんですよね


返信する
Unknown (fubuki)
2008-08-14 17:09:21
猫にもてんかんがあるとは知りませんでした。

ウルにゃん、症状が治まっているようで良かったです。

みんないろんな過去を背負って今を生きているんですね。
一日、一日を大切に・・と思いつつもついダルさに負けて居眠りしてしまいます。
返信する
Unknown (ねこと舟)
2008-08-18 08:49:45
ゆきちゃん大好きさん
クロビちゃんもてんかんなのですか?
時々も、どの程度の間隔なんでしょう・・・
ウルの場合毎日・一日に何回も起していて
狂ったように鳴いてひどいものでしたが
薬のおかげでぴたっとやみました


fubukiさん

私もウルのことで初めて知りました
いまは症状も出ずに元気ですが
時々、ウルはやはり他の子達とちょっと違うなと
思うところが多々あります
でも至って元気!!
猫も人も色々な環境・境遇に強く生きているんだなぁ~
私も頑張らなくちゃと思いつつ
無駄に一日過ごしている気がします
返信する

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