■現在の最高点/7点/同点2句
★高々と牛舎の空へ鯉幟/渋谷洋介
▼コメント
五月五日が端午の節句であるのに早々と鯉幟が空に泳いでいる、それも牛舎の空である。酪農家に男子誕生の喜びの鯉幟である。元気に育つようにと願う親御さんがいる。とても好きな句です。(堀佐夜子)
素朴で勢いのある清清しい句と思います。(今村七栄)
男児誕生の喜びが空一杯に広がります。牛舎のある風景が、一層お句を美しくしたと思います。(甲斐ひさこ)
「高々と」掲げられた鯉幟に、子供の健やかな成長を思う親の願いが伝わってきます。「牛舎」が置かれた情景に、人々の生活も垣間見えるようです。(臼井虹玉)
広々と伸びやかな風景と暮らしの中で、高く泳ぐ鯉幟が何とも爽やかで晴れやかな希望を感じます。(藤田洋子)
畜農家に誕生の喜びを表しての高く泳ぐ鯉幟。牛舎、サイロがあって、鯉のぼりがある、北国にもみられる景色ですが心地良い春風に泳ぐ鯉って何時見ても爽やかです。(志賀たいじ)
牛舎の空へ元気に泳ぐ鯉幟、男の子の健やかな成長を願う広々とした爽やかな光景が見えてきます。(藤田裕子)
★筍掘る鍬一打ちのこだまして/宮地ゆうこ
▼コメント
鍬を打つ音のこだまが聞こえるようです。(碇 英一)
筍掘りは一鍬目が肝心だとか、その一打ち音が静かな山林にこだました。その場にいる気持ちになってみました。(祝 恵子)
真直ぐに伸びた青々とした竹林の大地に筍の僅かに見える芽をめがけ鍬を打ち込むその気勢が見えて好きな句です。(平田 弘)
静かな山に鍬の音が響きます。筍を収穫する喜びの音です。(池田多津子)
鍬の音がこだまして、収穫の静かな喜びが伝わってきます。(小川美和)
竹林に響く筍掘りの響き、郷愁を誘う春の風物詩が素敵です。(渋谷洋介)
山の中に入り筍を見つけて、持ってきた鍬を打ち下ろすと、その音が山にこだまする。収穫の音に作者の喜びが伝わって来ます。(飯島治蝶)
(集計/臼井虹玉)
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