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ノーやん日記パート2

見つけたで梅一輪

 晴れ時々曇り。阿刀田高さんの「老いてこそユーモア」を読む。「笑いのパターンは3つある」そうな。生理的な笑い、親しみの笑いとおかしさの笑い。笑いとユーモアを探検?している愚老としては「笑とユーモア」の著者織田正吉さんの説も気になって本を引っ張り出す。織田さんは「人を刺す笑い(ウィット)」「人を楽しませる笑い(コミック)」「人を救う笑い(ユーモア)」に三分類する。それもなるほどと思う。

 ぼくに笑いについての定見などない。ただ、この本、おもろそうやな、「機嫌よく長生きする秘訣」という出版社の宣伝にのせられて読み始めただけ。が、意外と知的な笑いとユーモアの深い探究本のようす。

 しかし世の現実は笑ってばかりいられない。きのうの新型コロナ感染は47県・8,480人に急増。死者2人。沖縄1,759人、東京1,224人、大阪891人、広島547人、愛知398人、神奈川354人、埼玉332人、兵庫246人、千葉239人、福岡229人、鹿児島180人、京都169人、山口154人、北海道132人、長野111人、新潟・茨城102人…。わが豊中の新規感染は一気に35人に。市はホームページでも感染防止策の徹底を呼び掛け始めたが手遅れのような気がする。お昼はパスタ・ナポリタンプラスインゲン豆・納豆・ゆで卵。カボチャの3分のⅠカット切りを傷まぬうちにと奥薗壽子流でフライパンで蒸し焼きにする。

 午後、千里南公園の梅林の丘へ。梅林と言っても近ごろは手入れしている様子はなくほったらかし。開花をまだかまだかと通い続けているがきょうも見つからず。スイセンが梅林に咲いていたのでガラケイで撮る(写真上から5枚目)と、意外や意外。やせ細った背丈のある梅の枝先に一輪パッチリあるではないか。近くを見るとさらに一輪(写真上から3枚)。飛び上がらんばかりのうれしさ。誰も気づかぬ一輪咲きでは。土手につくしを見つけたときのうれしさのよう。

 秋田實編「ユーモア辞典」に、哲学者のジョージ・サンタヤナにまつわる挿話がある。1912年のある日、サンタヤナはハーバード大学で講義中に窓にコマドリが飛んできて眺めていたが「やがて学生に向かって言った。『諸君、私は春とデートの約束があります』そしてそのまま教室を出て行ってしまった」。

梅一輪見つけてにこっと丘笑う 昇龍子

コメント一覧

nouyan29
boss gonさん、イイネをありがとうございます。
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