けさ、花壇に出て水まきをはじめると、たちまち数匹の蚊が左右両腕に纏わりついた。腕を振うしかない。血を吸うのはすべてメスである。なぜ、蚊は人の血を吸うのか。うまいからか。ちょいと調べる。そうではないらしい。花の蜜や樹液より血を吸うと10倍も卵を産めるかららしい。蚊は血液型がＯ型の人を好むという。ぼくはＡ型だが蚊には好かれているよ。それはともかく、蚊は、マラリアや黄熱病、日本脳炎など伝染病の病原菌の運び役という。あまり気前よく血を分けてやるわけにはいかぬ。台風も蚊もありがたくないが、せっかくきた台風にはしつこい藪蚊を吹き払ってもらいたい。栄養たっぷりの南千里の牛ヶ首池（写真下）には蚊はほとんど出会わないのに痩せた花畑になんでくるんや。「人畜の血を吸う害虫」。退散あるのみや。
きょうは、歯の定期検診日。異常なし。80歳までの自信はないが自前の歯20本キープをめざして診てもらっている。歯のことは、あまり気にしてこなかったが、数年前、敬老の集いで地元の歯科医Ｆ先生から歯の健康保持の大切さを聞いて以来、気にするようになった。いまその先生にお世話になっている。総入れ歯にならんようにしたい。
歯医者さんの帰り道、雀が稲穂に群がっている光景に出くわす。田んぼの脇に可愛いうさぎの人形さん（写真上）があったが雀は知らん顔だった。
蚊の聲のひそかなるとき悔いにけり 草田男
発砲酒たちまちに嗅ぐ秋の蚊は 愚句
