朝、寺島実郎さんの「シルバー・デモクラシー」を読む。日本の代議制民主主義を憂いながら小選挙区制度の改革ではなく国会議員の定数削減を説く。矛盾ではないかと思うが、実体経済置き去りの異次元金融緩和策にはまり込んでにっちもさっちも立ち行かなくなったアベノミクス批判や権力ぶらさがりの巨大マスメディア批判などは99%共感する。老人どもが株高を期待してアベノミクスの支持層となっているという説には、そうかなあと思う反面われら株なんぞ持たぬ「下層老人」には関係がない話や。毎日、身体の痛みに苦しみ、食べるものに汲々としているのが下層老人の真実。
しかし、「シルバー・デモクラシー」とはいい言葉。まだ、その内容把握まで及んでいないが、主権者国民が「国家主義」に引きずられず、国のありように物申すべき時代にあることは間違いない。とりわけ若い世代に期待するが、近い将来65歳以上人口が40%を占めるとなるとシルバーの責任は当然重い。しかし、日本の将来ビジョンを描くのは青年諸君の責任ではないか。ただし、条件がひとつある。日本国憲法に刷り込まれた平和主義・民主主義・個人の尊厳という価値観は絶対継承してもらいたい。昼は、千里中央でラーメン定食。タコめしとラッキョウとシナ竹いっぱいのラーメン。
自転車で北町へ坂道を漕ぐ。ホオジロに遭う。雪が好きなのか。一羽だけ。帰りも上新田でホオジロに遭う。やはり一羽だけ。単独行動がスタイルなのか。雪とホオジロ。」なんとなく今日の一句。写真上=千里よりけさの六甲山系を望む。下=上新田・真覚寺の「他力本願」碑。
雪見ればホオジロ一羽距離置いて 昇龍子
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