わがまちの秋・秋・秋

　晴れ。早朝、月を見上げながらまちを徘徊。外気は5度前後。寒いが一時間も歩くとほこほこしてくる。硬い躯体を前屈しようとするが土に手は届かない。カラスが一羽坂道の中腹あたりで鳴き声を上げる。警戒の合図か。

　まちを歩いていると、わがまちにもライトアップするといいなと思うスポットがいくつもある(写真上=Aマンションのピラカンサス)中=牛首ヶ池のナンキンハゼ下=千里南公園のメタセコイアの実)環境の美観保持はマンションの資産価値にもつながるのではないか。園芸や清掃のボランティアも定住志向型の住環境づくりに資すると思えば意識が向上するのではないか。

　しかし、わがまちはしだいに竹林や自然が消え無秩序にマンションが込み合ってきた。このまちがどうなっていくのかだれも分からない。どういうまちをめざすのかなんのビジョンもコンセンサスもない。市役所はただ税収を考えているだけに見える。このまちをどうしたいですか、問いかけもない。なるがままよ。人の歩く道は整備せず、保育所はつくらず、子どもの運動場はつくらず、老人が憩う施設はつくらず、集会所もない。ごみ収集は業者にまかせ。それでもみんな大人しく納税している。これでいいのかネ。

　嗚呼、秋・秋・秋が終わり冬来る。

草も木も紅葉はよけれ丸裸　龍尾

ベスト・オブ・ベスト/日本の名歌
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