青年時代一茶は江戸から西国の旅に出て7年間俳諧の修業を積んだ。今風にいえばたたき上げの俳人や。見知らぬ地の大阪でも“武者修行”し当代きっての著名俳人・大江丸とも親交を結び大事にされた。どこでも人と溶け合い慕われる性分だったようや。愚老はたちまち一茶に心酔し、中之島図書館で一茶全集を全巻読んで花谷和子先生主宰当時の「藍」誌におこがましくも「大阪の一茶」を連載していただいた。一茶に学ぼうは、愚生の「俳人」宣言の原点や。
お昼はピーマン、肉団子、ミニトマトとケチャップを炒めたソースでパスタをつくる。黄色のミニトマトが甘さをプラスした。午後、生態観察同好会のメンバー10人で服部緑地公園の紅葉を観察した。欅の紅葉も一様でない。黄色、赤色、緑がかった黄色といろいろや。人生いろいろと同じ木の個性なのだろうか。紅・黄葉はなぜできるのか。
シャリンバイとトベラ。アベマキとクヌギ。アラカシとシラカシ。カナメモチとクロガネモチ。似たもの同士。違いを見分けるポイントはなにか。葉を千切ってその違いを観察する。なかなかむつかしい。そのときは、そうかと思ってもすぐに忘れる。
俳人への修行は、呆けに抗してとなる。難行苦行を覚悟せねばならぬ。それに耐える老人力はありやなしや。写真上は西天満公園の白菊と中之島公会堂裏の紅葉
秋風や吹けば俳人なりすまし 龍尾
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ノーやん
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