世間(よのなか)を憂しとやさしと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば
ぼくは毎日のように公園に足を運んでいて軽鳧たちを羨ましく思う。きょも牛ヶ首池の南側に8羽ほどの軽鳧が老人にパンをもらってはしゃいでいた。温かい羽毛に身を包み寒さにはへっちゃら。毛布や暖房がなくても冷たい水の上で浮き寝もできる。人にはそんな真似はできない。きょうもどこかで食べるものもなく震え凍えながら野宿している若者がいる。なんとかならんのか。
ぼくは空を泳ぐ夢をよくみた。最近は見ないが空中遊泳を密かに自分の特技と思い込んでいた。どらえもんのように。どこへでも自由自在に飛んでいけたらいいなあ。太陽や風をエネルギーにして。きょうの日中は直射日光があたるとあったかい。春のよう。
軽鳧と遊び憂さを捨て居る小春空 愚老
コメント一覧

ノーやん

fm
最新の画像もっと見る
最近の「インポート」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事