
後学のため一例をあげます。春、黄色い花をつけるオニタビラコとアオオニタビラコの場合。「オニ」の方は花茎が1本、赤みがあり、多毛、葉に光沢なし。「アオオニ」の方は花茎が数本、赤みなくほとんど無毛、葉に光沢がある。
こんな調子で、ヒルガオとコヒルガオ、アカカタバミとオッタチカタバミ、ツメクサとコツメクサ、センダングサとアメリカセンダングサ、コセンダングサ、チチコグサとチチコグサモドキ、タチチチコグサ、ウラジロチチコグサ、ウスベニチチコグサ…。こうなると、もうおつむが回りません。編集作業は次回へ持ち越し。でも、みんなの知識を寄せ合うというのは勉強になりますね。
今回はイヌビユとかチガヤとかヨモギなど食べられる雑草がでてきたので楽しかった。前回、「食えもしない雑草」などと十把一絡げに言いましたがコオニタビラコの若菜は食用になるそうです。雑草も害草、毒草だけではない。薬草もあればおいしいものあり、色々です。だれかの真似して雑草の悪口は訂正します。
ぼくの分担した、アメリカフウロ、トゲチシャ、ハマスゲのレポートはほとんどOKでしたが、トゲチシャの葉の形状について、「羽状中裂し縁は鋸歯状」と書いた部分が「中裂」でなく「深裂」ではないかとの指摘がありました。調べた結果若い時期は中裂で生長するにつれ「深裂」することがわかりました。
八つ頭ころころ掘られ組閣成る 三右衛門
ジョギングの歩速ゆるめる初紅葉 拙句