アポなしだったのに意外に早く診てくれた。「ぐらついてますね。腫れていないので根を触らず固定しましょう」。数分で処置してくれた。やれやれ。その足でスーパーへパンとトマトを買いに行く。昼は即席カルボナーラソースのパスタ。
山上憶良が詠んだ「秋の七草」を体験をまじえ徹底調査した著者の有岡利幸さんは、大阪営林局で森林の育成・経営業務に携わってこられた方。年齢はぼくより3つ上。名古屋大空襲の疎開先・愛知県猿投村の野山を知るぼくには「秋の七草」は思い出深き関心事。萩も薄も女郎花、桔梗も裏山で採った。葛と撫子と藤袴はなかったが。いま、藤袴は絶滅危惧種にリストアップされているという。クズをのぞく六種は絶滅の恐れがあると有岡さんは警告する。ただ、藤袴も栽培は簡単らしい。秋の野に七草を楽しめるような里山があちこちできるといいね。
手入れなき竹林に葛のびのびと 昇龍子
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ノーやん
fm
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