ノーやん日記パート2

嫌われもんのクズと秋の野の七草

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 晴れ。けさも涼しい。朝食の最中、数日前からギクッとする前歯がまたギクッとなる。痛っ。べつに固いもんを食べたわけでないのに。掛かり付けの歯科へ予約せずでかける。途中、若竹に絡まるクズ(写真上)とヌスビトハギの花と柿(同下)を空のガラケイで撮る。なんにでも絡まるクズは嫌われもんや。ヌスビトハギも見るだけなら可愛いいが足を踏み入れると種が絡むので嫌われる。待合室で「秋の七草」を読む。

 アポなしだったのに意外に早く診てくれた。「ぐらついてますね。腫れていないので根を触らず固定しましょう」。数分で処置してくれた。やれやれ。その足でスーパーへパンとトマトを買いに行く。昼は即席カルボナーラソースのパスタ。

 山上憶良が詠んだ「秋の七草」を体験をまじえ徹底調査した著者の有岡利幸さんは、大阪営林局で森林の育成・経営業務に携わってこられた方。年齢はぼくより3つ上。名古屋大空襲の疎開先・愛知県猿投村の野山を知るぼくには「秋の七草」は思い出深き関心事。萩も薄も女郎花、桔梗も裏山で採った。葛と撫子と藤袴はなかったが。いま、藤袴は絶滅危惧種にリストアップされているという。クズをのぞく六種は絶滅の恐れがあると有岡さんは警告する。ただ、藤袴も栽培は簡単らしい。秋の野に七草を楽しめるような里山があちこちできるといいね。
          手入れなき竹林に葛のびのびと 昇龍子

 

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}高級の吉野葛は数少ないでしょう。葛といってもサツマイモやジャガイモの澱粉をクズと称して使っているそうですから安い和菓子はその類でしょう。多分。
fm
「手入れなき竹林に葛のびのびと」

風流人は秋は秋で忙しいですね。クズはまだ和菓子等に使われているのでしょうね。ジャパニーズ・スターチでは風情がない。
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