ノーやん日記パート2

積雪

 立春を過ぎた2月9日、大阪の平野部に朝から雪が降り午後になると降り積もった。2~3センチぐらいになっただろうか。子どもたちは雪丸げをしてはしゃぎだした。泥まみれの雪だるまができあがった。木の葉や枝でちょび髭やめがねもつけて写メールする若者もいる。転倒する高齢者もいた。近年めずらしい積雪だ(11年ぶりという)。予報では雪が降り出して雨に変わるはずだった。ちょっとした温度差のせいなのだろうか。雪になるか、霙になるか、それとも雨になるか。つい一週間ほど前、六甲山の冠雪を眺めながら千里は竹の秋、梅の花もほろびはじめているのになあ、と春の訪れを感じていたところだった。千里の積雪は1970年の万博以来何回かあるがそんなに数多くないと思う。点(ちょび)髭も眼鏡も笑う雪達磨 愚句
 夕方まで降り続き夜は凍てついて自転車や自動車の運転は危険だった。翌朝花壇のマーガレットは雪の重みで地面に頭をつけていた。パンジーはすっぽり冠雪していた。雪を取り除くとどちらももとの元気な姿を現わした。花びらも萎れたように見えたがしゃきっとひらいた。草花の生命力に驚く。「(雪は)大丈夫ですか」と住民から声をかけられた。「大丈夫ですよ」と笑顔で答えた。こういう季節をくぐった草花はさらにたくましく花を咲かせるのだろう。
 しかし、花壇の冠雪ははじめての経験なので、自然にまかせるだけでよかったのかどうか。地域のようすを見回ると、玄関先の花苗をビニールで覆っていたところもあった。花苗を植えている庭にちょうどぶどう畑のようにネット(魚網のよう)を張っていて、雪が直接地面に積もらなかったところもあった。これは多分実のなるものをつくったとき鳥害を防除するために張ったネットが直接の積雪を防いだのだろう。それほど神経質になることもないだろうが用心にこしたことはない。なにごともそうだが生命の場合は被害にあってからでは遅い。
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