ノーやん日記パート2

ままごとはなくならない

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 晴れ。きょうは一日いい天気。空にはぽっかり白い雲。娘の家にお米を届けたり、老人クラブの介護予防体操に出たり。故浜林正夫先生の「世界史再入門」を読み終わる。「第7章現代の世界」で終わっているが、それは20世紀の終わりまでの現代世界史。冷戦後展開している21世紀の諸課題には当然及んでいない。1991年版の古本。地球環境や核兵器と戦争、人類の生存に関わる21世紀の諸問題を考えると、むすびの「世界史をふりかえって」で提起された世界史を見る根本に「労働と生産のあり方、人と人とのあり方に」目を向けよというお説にはっとさせられた。

 人が生き続けるには食料の生産が基となる。人類はその技術を発明した。衣も住もつくった。道具や機械・動力その他もろもろの商品生産、流通手段・交換手段なども…。考え出すと際限がないが。その源にあるのは他の動物にはない人の労働があったというエンゲルスの指摘を思い出す。地球人はいま、概ね衣食住のくらしを営み食糧を摂取・排泄し日本では100歳も生きる時代を築いた。やはり、労働のお蔭だろう。幼児もままごと(労働)を習い家族でくらす生活習慣を体得した。その「家族」は今後どうなるのか。日本では独居老人は確実に増えている。不安がよぎる。

 世界史(人類史)など視野にない政治家たちは、日々あけくれの「飯」のことなどおそらく眼中にないだろう。日本の大地から農業が廃れようと胸も痛まぬ輩は、「瑞穂の国」を貶める売国奴というほかない。島根の義弟が丹精込めてつくったお米をわが娘にはよく味わってほしいね。昼は、月見そば。長芋のおろしも浮かべて。写真上=千里南公園の蓼の花(赤のまま)、下=同コキア(箒草)
          飯事も今は昔よ蓼の花 昇龍子

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%トホホwebry%}まったくそう思いますね。そう思う人が多数ではないですか。そうであるならば、目先のことで争うのはやめて地球に生きつけられるよう人は考え実行すべき時代ですね。
fm
地球の温度は上がるばっかり、今後どうなるのだろうね。将来のことを考えると心が痛む。
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