ノーやん日記パート2

小花の主張

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 晴れ。きのう、妻と娘が名古屋へ遊びに行ったお土産で朝から菓子腹になる。午前、町内の集落を徘徊した。独居老人不在の古家は松の手入れもできず愚老のおつむ同様、松葉の枝が茫々としている。柿の実も生るに任せてたわわに。あるじ不在を知らぬ花芙蓉は全身に花を纏って「これ見てよ」という風。かつては米麦作と果樹栽培の産地だった上新田。生産緑地はほとんど消えもはやその面影もない。時代の変遷はすさまじい。花壇の裾の小粒の水引の花が老翁の遺志を継いでいるかに見えた(写真上)。お昼は、名古屋みやげの味噌きしめん。

 午後、浜林正夫さんの「世界史再入門」を読む。「人類の誕生」「文明の成立」「古代帝国の時代」「封建制の時代」「近代世界の成立」の順に著書の半分強まで読みすすむ。世界史の勉強の仕方を180度変える必要があるな。「歴史のながれと日本の位置を見直す」という副題がついているが、これまで愚老が学んできた世界史と日本史は別物だった。「日本歴史」とか「日本社会の歴史」とか読んだが「世界史」的視野とはちょっと違う。地球温暖化とか難民問題とか非核とか人権とかグローバルな課題がさまざま提出されているとき、地球的に歴史をどう学ぶか考えさせられる。桃山台から千里南町に下るバス通りの銀杏並木が黄葉しかかっているように見えた(写真下)。
          水引の紅き花粒頑として 昇龍子

 

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}読んだハナから頭から消えていきます。それが老人力というそうです。
fm
それにしても読破のスピードに驚きます。昨日読み切りのタタールを読みましたが、どうも頭に残らない。認知症の進化かな。
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