葛の花

雨のち曇りのち雨のち曇り。要するに一日中降ったり止んだり。うっとおしいお天気。きのう東町の長谷池で葛の花が池にぶら下がっているのが目に止まった(写真上中)。紫紅色の蝶形の花を付ける。榎の枝葉に鳩が数羽バサバサしている。見ると赤い小さな実を啄んでいる。人にも食べられる実。おいしいんやろ(写真下)。平和な長閑な空間。ひとりで句を考えたりぼおーとしたりする秘密の場所。

　昼は雑炊の残りと素麺。ネットのニュースをのぞく。「米国務省　安倍改造内閣発足を歓迎」(TBS)というご祝儀ニュースが目に付いたくらいで、あとはテニスの全米オープン戦で日本の錦織圭選手が96年ぶりにベスト４入りしたというニュースくらいかな。残念ながらぼくはテニスにはあまり興味がない。安倍改造内閣へのよいしょ報道は予想通りだが、消費税増税10％「実行」の谷垣禎一幹事長起用、改憲・右翼の「日本会議」所属、江渡聡徳防衛副大臣の防衛・安保法制整備担当相起用、など見れば見るほど右翼タカ派の内閣改造。円安・株高に「歓迎」の声もあるが株にも縁のない大多数の庶民は「退陣」を望む。「長期政権へ重厚布陣で足固め」(ロイター)という過大な評価は早晩崩れ去るだろう。
　　　　　　　　　　　　　　　榎の実食む鳩の幸せ守りやる　昇龍子
　　　　　　　　　　　　　　　河太郎の古池に下がる葛の花　同