千里南公園で夕方、若者二人がトランペットと三線を練習していた。ぼくはいつもの一茶句碑横の石のベンチから、左の耳でトランペットを聴き、右の耳で三線を聞いた。沖縄のうた付き三線の方が明らかに上手だった。散歩中の犬もその青年の方へしっぽをふって寄って行った。犬にも音感があるんかなあ。
帰りにふと合歓の花が風に揺れているのが目にとまった。かなりの大木で羽状複葉がふさふさした上に細い糸状のピンクと白の融け合った花がゆ~らゆら。日暮れ時に咲くので美しく感じるが近づいてみると薄汚いのもある。
夕暮れに子燕が巣から落下しているのを見つけた。親ツバメが鳴き騒いでいる。子燕は鳴きもせずキョトンとしている。段ばしごを探して巣に戻してやった。人騒がせな。
象潟や雨に西施が合歓の花 芭蕉
雨の日やまだきにくれてねむの花 蕪村
合歓咲くや七つ下りの茶菓子売 一茶
美しく醜くきもあり合歓の花 愚句
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