わが輩にとって辞典は、言葉の綴りや意味を確かめるためのもの。ほぼ毎日使うが、芥川龍之介は辞書を「読む」ものと言ったという。読めば小説より面白いとか。「…珍しい語に逢着すると、子供が見たことのない花を見つけでもしたやうに嬉しがる(以下略)」(未定稿集より)。ぼくはそういう読み方をしたことがないが、「足跡、足あぶり、足裏、足がかり、足掛け、足かせ、足型、足固め、足からみ、足軽、足癖、足蹴、足芸、足腰、足ずり、足駄、足代…足止め、足取り、足どり、足なえ、足並み、足場、足踏み…足まめ、足もと、足技…」など、読むと、なるほど足腰使って生きてきたなあと実感する。
新語の「ギャグ」や「ギャル」は、すでに昭和の初期から使われ、「まじ」は200年も前の洒落本にあるという。辞典と似ている「歳時記」は、わが座右の書。数種類あるがボロボロ。死語になった語も少なくない。毎日お世話になっているが、歳時記も国語辞典同様進化していかなければ、固陋の廃人に堕すかもしれんな。用心用心。けど、日本語は大事に後々残るよう使い磨いていきたいな。写真上=千里の足・大阪モノレール、下=千里南公園の鴨たち
松過ぎの字引戯れ歯抜け爺 昇龍子
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ノーやん

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