ノーやん日記パート2

春・花の波

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 晴れのち曇り。「暖かくなりましたねえ」「そうですね。桜も早くなりそうですね」。同じ棟の奥さんと自転車置き場で。もうじき春本番やでえ。千里津雲台のUR団地にギンヨウアカシアが撓うように黄色の花房をつけた(写真上)。南千里の駅前交差点には雪柳の花穂が波打ちだした(写真下)。春・花の波。心ウキウキブギウギ。

 午前中、部屋で岩波の「新訂一茶俳句集」を読む。2万句の中から2千句を年代順に配列した句集。一茶の生涯を辿れるよう工夫してある。「行春の町やかさ売すだれ売」。西国の俳諧修業に出た30歳のときの句。大阪の大江丸が詠んだ「夕立や江戸は傘うりあしだうり」に倣った。「剃捨て花見の真似やひのき笠」。これも西国へ颯爽と旅発つ意気込みを表現した。故郷へ戻ってからは「我里はどうかすんでもいびつ也」とか「陽炎にぱっかり口を蜊哉」とか「死んだならおれが日を鳴け閑古鳥」(52歳のとき)とかすねた自己主張の強い一茶調が波起つ。古いわびさび調を超え近代自我の目覚めの先駆けとなったように思える。大阪的といおうか。人間臭い。現代俳句の祖のようにも見える。お昼は、パスタ。きのうの鶏肉とタマネギ炒めとアボガド・レタスで。

 午後、スーパーへパスタと即席ソース、発泡酒と浅利を買いに。浅利は水と料理酒半々で醤油小匙1の酒蒸し。きざみ葱を散らして。さっそくつくったもののジャリジャリガリガリ。とんでもないくわせもん。泥ではない白い砂利のようなのが何個も。熊本産と表示があるが輸入もんかもしれん。
          一茶読みじゃりじゃり口の浅蜊汁 昇龍子

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}馬鹿な断言失礼しました。というか馬鹿にはねかえってきました。いまもアサリはちゃんと砂中で暮らしてはるんや。
fm
「一茶読みじゃりじゃり口の浅蜊汁」

アハハ! 今どき砂が入ったアサリはありえません、といわれたのはノーやんさんでしたね。

私は処女のごとく新鮮なシジミの汁料理を近所の店でいただきました。絶対に股を開かないのです。私は汁だけすって金を払い店をでました。強欲なババアの経営するみせでしたが、これが通の料理でしょうかね。
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