始めたのは６０代の後半。シルバーの生きがいを求めて園芸ボランティアに熱中している最中だった。突然三叉神経のヘルペスに襲われ、一時、ブログの中止を考えた。頭にブスリと投薬するブロック注射、ガバペン、ノイロトロピン、トリプタノールの錠剤で治療を続けたが医師からは、「気分を紛らすようなことに集中しなさい」とアドバイスされた。それもあってブログを続けた。ヘルペス発症からことしの１０月で丸８年になる。年齢は喜寿になる。１７と８年。なんとなく縁起を担ぎたくなる。
一時は、ブログ原稿を応募した出版社に原稿を送り付けたが、手の出ない出版費用の見積もりとともに原稿の束の返送まで着払いで送り返された。カラスとのたたかい、三叉ヘルペス神経痛とのたたかい、米朝落語、蕪村全集の読後感など俳句の修行記、家族旅行の記録などだれかに遺したい思いが募る。願望に過ぎないが。ひとまず今秋、「ノーやん日記」のけじめをつけよう。写真は上下とも、服部緑地公園内民家集落博物館の風景。上はナタマメ。
洟みずを拭いつ喜寿を迎えよう 昇龍子
