暗くても紫苑はにっこり

　雨小降り。一時曇り。暗～い一日。背丈の高い紫苑の花は明るい。きのう、大阪・福島区の関西将棋会館で行われたしんぶん赤旗主催の新人王戦の決勝戦、三番勝負に注目が集まった。16歳の藤井聡太七段が出口若武三段(23歳)と対戦した一局目。112手で藤井聡太君が先勝した。中盤、互いに飛車の横利きを通して戦う「空中戦」を展開したが、激しい寄せあいの末藤井君が出口三段を制した。にっこりした表情で指していた。天才なんだなあ。ジャンジャン横丁で立ち見していた若いころを思い出す。お昼は、パスタ・ナポリタン。プラスアスパラガス。

　午後、牛乳・パン・焼酎・ネギ・カマボコ・薄揚げ・キムチなどを買いに出る。医師からはビタミンを摂るよう指導を受けているがなかなかむつかしい。医療生協の健康チャレンジで①口腔衛生(歯磨き・嗽)②筋肉トレーニング(パワーアップ体操・散歩・自転車)③栄養改善の三つを目標にしている。いちばん難しいのは、③栄養改善。野菜などはほとんど買わないくらしになってしまっている。合理的にレシピ化すればいいのだろうけどちょっとそこまではね。

　脳梗塞の治療薬は毎日欠かさず飲んでいる。血液をサラサラにする薬のお蔭で再発を免れているがいつまでもつのかなあ。人の健康は食べ物によって維持される。薬はその補助剤に過ぎない。そう思うと天命に任せるの最善かという運命論が頭をもたげてくる。天才は天才。長寿は長寿。人それぞれか。暗い世でも明るく咲く紫苑のように生きればそれがいちばんかもね。写真は、上新田4丁目と千里南公園の紫苑。
　　　　　　　　　　にっこりと若き棋士の手紫苑咲く　昇龍子