ノーやん日記パート2

徒然草

 画像秋分の日の朝、花壇の土は十分湿っていたので、マリーゴールドとペチュニアの花がらを少々摘み取るだけで、千里の花壇へ出向く。ヒャクニチソウとセンニチコウが頑張っている。ここも水やりは不要なので、うどんこ病にかかっているヒャクニチソウの病葉を切り取って帰った。
 お昼は、自作のたぬきそばですまし、食後寝転がって、なんとなく兼好法師の「徒然草」を読んでひとり笑いした。仁和寺の坊さんをめぐる諸話、清水さんへお参りする尼さんの「くさめ」話など現代のわれわれが読んでもけっこう面白い。
 カネや名誉に囚われるな、というまじめな訓話もまじえつつ読むものを退屈させない。「徒然草」というのは、退屈まぎれに思いのままを綴った雑記と思っていたが、どっこい、そうではないらしい。俳諧の連歌の要領で、上下卷それぞれ感動の起伏を計算して描いた文芸作品だと、川瀬一馬博士はいう。そうかもしれない。
 兼好法師は鎌倉末期に、京都・吉田神社の流れをくむ由緒ある家柄の3男坊だった。和歌、漢学、天台学にも通じた。その情・知・哲のエキスをないまぜた随想集がいまも生きている。たんに「雑記」を残したのではない。筆者は、そこに自分の思いを凝縮し世に問いかけているのだ。そう読みとると、マイブログも、安直な書きなぐりでいいのか、自問自答させられる。
 あすは、昼から夕方まで停電らしい。ブログはお休みするつもりだが、無意味なことに資源を浪費することはつつしもう。
これよりの百日草の花一つ たかし
 
 
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