きょうはなんの日憲法公布の日

　晴れ。きょうは文化の日。昭和２１年１１月３日、新憲法が発布されたのを記念し、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ための国民祝日となった。反戦平和主義、自由と人権尊重の民主主義日本への生まれ変わりを宣言した歴史的な日。ぼくはまだ６歳のこどもだったから「新憲法」のことなど知るよしもない。ただ「紅～い林檎に唇寄せて～黙って見ている青い空～」と、毎日ラジオから流れるうたに「もうB29もグラマンもはこなくなったんや」という嬉しい気持ちにひたったことは鮮明に記憶している。自由と平和の「日本国憲法」公布の日は脳天に刻んでいる。天皇絶対主義の「大日本帝国憲法」にきっぱりさいならし、６か月後の１９４７年５月３日、「日本国憲法」は施行された。

　しかし、現実の歴史はこの７０年余の間に自由と平和と民主主義を敵視し、アジアに向かっては排外主義、アメリカに向かっては拝米主義というけったいな文化が徘徊しだした。「文化の日」というがどういう日なのかその中身はあいまいもことしてきたように感じる。もちろんそれに抵抗する力も沸き起こっている。きょう、大阪・扇町公園で「輝け憲法！共に生きる社会を!」という集会がネットで予告していたので出かけてみた。なにか近づきがたい雰囲気だったので途中引き揚げたが。天神橋商店街と天満市場で買い物をした。天満市場は安い。昼はパスタ・ナポリタン。

　南千里と天六間阪急電車の往復車中、「善光寺平」を読み終わる。一茶のふるさと柏原は、長野からさらに山奥で野尻湖にも近いところと知る。行ってみたくなる。一茶と歴史の話に魅かれる。写真上＝千里津雲台のキミガヨラン、下=大阪万博公園の太陽の塔
　　　　　　　　　　九条の護り手踊る文化の日　昇龍子