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畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

四国遠征記25~行きたいところは…~

2007-09-11 21:10:26 | 旅行・観光

 さて、本州四国連絡高速道路に乗って本州へ帰ろうとすると、道の駅「淡路島」を発見。早速寄る。ここで明石海峡大橋の下で記念撮影。去年の夏は日帰り旅行で、姫路城・神戸の五色塚古墳・大阪を観光した。その旅の途中本州側からこの明石海峡大橋を見た。今年は淡路島側から見ている。「去年の自分と比べて今年の自分の方が少しは成長できただろうか。」橋の向こう側から去年の自分が話しかけてきているような気がする。ここから長い長い道のりで帰宅をすることになる。絶対に安全に、そして無事に帰ろう。そうでないと、この3日間で得た旅行の記憶が寂しいものになってしまう。そして何より大事な家族を失いたくない。そんなことを橋を見ながら思った。
 そして本州四国連絡高速道路へ。淡路島ICから観覧車が見えた。自宅に帰った後で『淡路島まっぷる』で確認したところ、淡路島SAには世界の建物のミニチュア版や、観覧車があるなどテーマパークになっているそうだ。また、淡路島にも来たいな。でも、今度来るのは何年後だろうか…。
 私は能登が大好きだ。だから今まで何度も能登を訪れている。旅行に行くなら能登半島だけでいい。10年前まで本気でそう思っていた。しかし、能登の歴史を調べていくうちに段々、能登のことを知るには他の世界も知らなきゃ。でないと、能登の本当の姿が見えなくなる。他と比べて能登はどうなのか、日本の中で能登。世界の中での能登は?そう考えたら自然に目が外に向いた。北海道の稚内で流氷もみたいし、島根で出雲大社もみたいし、沖縄でゆいレール・首里城をみてみたい。日本全国には行って見たいところがいっぱいある。写真やガイドブックで見るだけでなく、この目で確かめてみたい。自分が生きているうちに日本の47都道府県をすべて観光で周ってみたい。今はまだ数えてみたら30都道府県ほどしかない。あと、外国にも行ってみたいな。イギリス・バチカン市国・サンマリノ・オーストラリア・台湾・アルゼンチンなどなど、世界にも行ってみたいところがたくさんある。私はそのうち、生涯でどのくらい周れるのだろうか。
人生80年は「光陰矢のごとし学なり難し」の如く、あっという間であり、すべてのことを成し遂げるのは不可能である。能登は大好きだ。今でも私にとって旅行で一番行きたいところは能登である。だけど私は能登以外にも日本の、世界の色々なところを見て周ってこようと思う。そして、また能登に戻ってくればいい。そう、考えるとなぜかますます能登のことが好きになった。やはり私の心の帰るところは「能登」なのである。そして、それを記すこの「きままな能登ぶろぐ」。私の旅はまだまだ続く。

四国遠征記24~淡路島・北淡震災記念公園3~

2007-09-10 21:12:20 | 旅行・観光
 野島断層保存館を出ると、その隣に「メモリアルハウス」がある。これは断層が横切る所にあった民家を保存してあるものである。しかし、住民が震災後も数年間居住していたこともあり、家の中は完全に当時のままというわけではない。それでも塀が地震によって大きく曲がってしまっていたり、

庭の花壇が断層によって大きくずれていたりと地震の恐ろしさを、今度は建造物の被害から感じることができる。

家の中に入ると、地震によって家が傾いていることが説明されていたり、台所が地震直後のように復元展示されていた。テレビや冷蔵庫の種類でなんとなく90年代を感じてしまうところが、青春が90年代の私である。この家は断層の上に建っていながら半壊することもなく、その後も住民が居住できていたことから相当地震に強い設計が施されていたようである。備えあれば憂いなしと言うが、まさにその実例と言える。


そして震災展示の最後、体験資料館。ここでは阪神淡路大震災の震度をリアル体験できるところである。早速私たち家族も体験。10人ほど乗れるスペースがあるので、若いにいちゃん・ねえちゃんたちも相乗りである。そして揺れる。…長い…。こんなに揺れが長く続くの?こんな大きい地震が起きた状態で自分が冷静に行動できるなんて、絶対無理だ。体験スペースから降りたら、隣のにいちゃんが友達に「揺れがリアルやな~。」と言っていた。私はそのセリフを「リアルにこえ~」という意味かと思ったら、横から妻が「きっと今の人、実際の地震を体験した人なんでしょうね。」と言った。そうか、確かに関西弁だし、20代前半のにいちゃんなら間違いなく地震を体験しているはず。この一見ちゃらちゃらしているにいちゃんも、あの大きな地震とその後の大混乱を乗り切り今を生きているわけで、そう考えたら、「にいちゃん、がんばれ!」と心の中で応援していた。
 体験資料館を出て、最後はお土産を選ぶために物産館へ。琵琶餅、『淡路島まっぷる』、キーホルダー、震災記念公園の絵葉書を購入。これでいよいよ淡路島ともさようならか…。


四国遠征記23~淡路島・北淡震災記念公園2~

2007-09-09 00:34:54 | 旅行・観光

(↑野島断層保存館外観)
いよいよ、北淡震災記念公園の中にある野島断層保存館に入館する。入館料は500円。入るとすぐに衝撃的な展示が。トラックが横転し、高架道路の橋脚が崩壊している復元展示だ。こんなものを間近にみるとさすがにちょっと恐ろしい。この先の展示内容にとても期待が持てそう。


さらに進むと、阪神淡路大震災の写真パネルが飾られている。家の損壊、電車の脱線、すさまじい火災…。どれも当時報道で大きく取り上げられていた写真だ。それでも、どの写真も地震のすさまじさを語るには十分すぎるほどの説得力がある。


 そしていよいよ、震災当時のまま保存されている野島断層の見学。…。あまりの驚きにただ凝視するだけだった。波打つアスファルトの道路。まがる排水溝。一瞬にして現代文明が作ったものが自然に破壊される。


地面は断層を境に縦に50cm、横に120cmもずれている。


当時のものをこうやって実際にみるというのは本当に意義深い。文章や写真で見ても地震の恐ろしさは客観的にしか伝わらない。せいぜい「ふーん怖いな~」くらいである。しかし、実際に当時の状況と同じものが保存されているわけで、その場所だけ、1995年にタイムスリップし、自分が地震発生直後の現場にいる(気持ちになる)ことができるのである。
 次は震災メモリアルハウスに行く。

四国遠征記22~淡路島・北淡震災記念公園1~

2007-09-08 21:29:44 | 旅行・観光
 大鳴門橋を渡って、こんにちはそして淡路島。本州四国連絡高速道路の一番東側にあるルートは徳島県鳴門市を出発し、淡路島を縦断し、兵庫県明石市に至る道路である。本当は淡路島の観光だけで1泊2日したいくらい。洲本市に行きたかった!洲本城も見たかったし、ファミコンのポートピア連続殺人事件で舞台となった「すもと」(=洲本)の雰囲気を感じたかった。しかし時間はすでに3時半。淡路島で回れるスポットは一ヶ所しかない(震災記念公園も洲本城も開館は5時まで)。苦渋の決断で北淡震災記念公園までノンストップ。

(↑北淡震災記念公園内にある風力発電)

 到着。この北淡震災記念公園は、言わずと知れた阪神淡路大震災の被害を語り継ぐために作られた公園である。この地震は、高校生だった私がその時住んでいた静岡県にまで伝わるほどのもので、私も地震で目が覚めた。一瞬「東海大地震か?」と思ったがすぐに収まったので安心して二度寝。しかし、私が起きるとリビングで母が唖然とした表情でテレビを凝視している。「関西で地震があって、被害が本当にひどいことになっているわ。」テレビを見ると、阪神高速の橋脚が崩壊している映像が流れる。上空のヘリからは至るところで火災が起きて広がっていることがわかる。衝撃的な映像だった。その後、東京に戻った私は、「救命救急24時」というドラマを見た。もし関東大震災が起こったら、という設定でドラマが作られていた。地震の際の大きな揺れと被害。しかし被害はそれだけでなく、火災、瓦礫に巻き込まれた人々、交通機関の遮断、道路の通行止め、自宅に戻れない帰宅難民、ライフラインの停止、医療機関の混乱、そしてその対策に追いつかない政治の体制。どれも阪神大震災を参考にドラマ化されたものである。こんなことが起こったらどうなるんだろう。せめて自宅にいる時に地震が起きてくれればなんて思ったりもした。しかし、そんなに都合のいいようにはいかない。改めて地震の怖さをこのドラマで感じた。しかし、その気持ちも薄れ始めていた2007年。私はこの淡路島の地で地震の被害の恐ろしさを、改めて…いや、恐ろしいほどわかった。(続く)

四国遠征記21~徳島ラーメン~

2007-09-07 05:24:40 | 旅行・観光
四国遠征記21~徳島ラーメン~
 さて、旅行3日目にして初めてまともな昼食を食べようと「徳島ラーメン」を有名にした店「いのたに」に向かう。しかし、やはり四国の県庁所在地はどこも道が混む。徳島市内も例外ではない。

(↑通過した徳島市内。観光もしたかった…)

 そしてやっとの思いで到着すると…、店外に長い列が…。「こんなに待つならあきらめよう…」の私のひとことに妻が「徳島本店がここなら、支店がどこかにあるんじゃないの?」なるほど!頭いい!早速カーナビで調べてみると、徳島市の北に「いのたに北島店」があった。ちょうど進行方向だしそこに行こう。そこでだめなら徳島ラーメンはあきらめることにした。
 「いのたに北島店」に到着したのが2時ちょうどくらい。昼飯には遅い時間にも関わらず、店内の席は満席。しかし運良くは待ち人0人。駐車場も1台だけ空いていた。徳島ラーメンと言えば、豚骨醤油スープに細い麺。チャーシューの代わりに豚バラ肉が入り、味付け卵の代わりに生卵が乗る、というのがオーソドックスらしい。

 しかし、このお店では生卵は入っていなかった。肉はあまり好きではないので妻に差し上げる。やや!これはなかなかうまい。私は太麺の方が断然好きだけど、この細麺はスープにすごく絡みついて食欲をそそる。徳島ではラーメンもおかずという考え方らしく、味付けも濃い。それだけご飯に合うラーメンだ!腹ごしらえも完了したし、次に行こう。次の候補は鳴門市で渦潮見学し、渦潮記念館に行くか、それとも淡路島に行き、震災記念公園に行くか…。う~ん、やっぱり今後の関東大震災に備え淡路島に行くか。
悩んだ末、淡路島に行き先を決定。ということで、とうとう四国を後にすることになった。四国ありがとう!旅行してとっても楽しかったよ~!