年金考(1)

2005-11-09 10:41:54 | 年金
思い起こせば14年前
1991年、27歳のとき

長めの学生生活を終えて数年がたっていた。
当時は学生納付特例制度(2002年導入)がなく
20歳になったらみんな年金を払わなければいけなかった。
でも、けっこうのんびりした時代だったのか
学生時代以降ず~っとほったらかしだった。

「そろそろ年金のことを考えよう」と思い立った当時

国民年金には国庫負担がある。だからお得…ってことは、
若者に負担をかけて老後を過ごすってことだよな。
なんか、不公平なことがいっぱいあるな。

いろいろ調べて、いろいろ考えた挙句、どうしても納得がいかず、
かといって社会の迷惑になるわけにもいけないので、
国民年金に比べてまったくお得感はなかったけれど、
個人年金に加入した。

たしかに、老後までの長い期間にはインフレなど経済情勢の大きな変動がありうる。
だからこそ、世代間の相互扶助が必要である。
これは経済が右肩上がりだった当時、説得力があった。
しかし、高齢化社会の到来はまちがいなく、
世代がくだるごとに負担が増大することは明らかだった。

1961年、国民年金が発足した当時、平均年収は45万円。
そして、月々100円の保険料を40年間払込んだら、月額3500円もらえることになっていた。
月々に払う保険料はたしかに年をおうごとに増えたので、
100*12*40=480000円しか払込まなかったわけでは決してないけど…

1991年、月々8000円で40年間払込んだら、月額52000円もらえることになっていた。

しかし保険料はその3.5年後には月額11000円に、さらに4.5年後には月額13300円になった。

1961年V.S.1991年、この30年間で、収入は14倍、月々の保険料は80倍…

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1 コメント

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のししえらいなあ・・・ (瀬尾)
2005-11-10 12:45:44
>社会の迷惑になるわけにもいけないので、国民年金に比べてまったくお得感はなかったけれど、個人年金に加入した



瀬尾は大学卒業後、厚生年金に強制的にはいらされたので、なにも考えていなかった。
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