「強くない農業、元気のない地域?」

2005-09-24 14:43:20 | 農業(政策)
 以前にも書いたが、平成17年度の予算では「強い農業づくり交付金」として
470億円ものお金が国庫から支出された。
http://blog.goo.ne.jp/noshishijp/e/0593cc0c6349d183006423c57af67232

 平成18年度の「農林水産予算概算要求の概要」では、さらに増額されて、
http://www.maff.go.jp/soshiki/kambou/kessan/h18/yokyu/3.pdf
「強い農業づくり交付金」として566億円が要求されている。
これに加えて、「元気な地域づくり交付金」なるものがあり、平成17年度に466億円
であったのが、18年度には538億円となっている。

所得税納税人員のうち、給与所得者は4278万人、申告所得者のうち農業は15万人。
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/008a17a.pdf 
15万人を強くし、元気づけるのに1000億円。一人当たり74万円。怒れ!サラリーマン!

金さえあれば、農業は強く元気になるのか?
むしろ、金は弱々しい依存主義を増幅するだけではないか。

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2 コメント

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農繁期がおわったんだね (se)
2005-09-26 01:29:24
ご健筆復活でお喜び申し上げます



相変わらずのししのぶろぐは読むと頭に血が上りますね~なんですか「元気な地域づくり交付金」って!



ところで74万円ってどっからでてくるの?1000億を15万で割るとオーメンナンバーになるんだけど・・・



>金は存主義を増幅するだけ



同感。角栄が日本中の村々を依存体質に作り変えた。そのときに人としての誇りが消えて「地方」が「イナカ」になったんだろうと思う。その意味では角栄嫌いの現首相にはこの分野にもオオナタを期待してたんだけどちょっと任期が足りないですね。
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Unknown ()
2005-09-26 16:11:15
1000億は概数で、566+538億を15万で割った。
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