「好きなバス停」4回目は、紫原の「一本桜(いっぽんざくら)」です。
停留所は紫原2・6丁目の市営住宅に挟まれた桜並木の市道にあります。
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その名前は、なんともいさぎよい響き。時代劇に出てくるような。演歌に出てくるような。はるか眼下の天文館にある「二本松馬場」と似た語感があります。こんな感じ、好きです。
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さて、「一本桜」とは、ある特定の桜を指すのか? あたりを歩き回ると、まさに「一本桜」を冠した温泉センターの道路向かいの小高い土手の上に、ちょっと目を引く桜数本が立っていました。
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その桜の根元に近づくと小さな石碑があり、「二代目一本桜」の文字が刻んでありました。まるで暴力団の組長のような。失礼ながら。
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このバス停から、紫原台地の北東面を一気に中郡方面へ下る立派な自動車専用道が近年できました。市街地の広大な眺めを楽しめる市内でも屈指のポイントです。
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この道の上手と下手に、2つの陸橋の名前を付けたバス停があります。これらの陸橋ができたことで、自動車専用道が生まれたのだと理解できます。鹿児島交通の15-2、18、19番線が走っています。
この道が完成して、北の伊敷から南の桜ケ丘までをスムーズに貫く団子の串のような縦断ルートが生まれたのです。