着物は、実に持続可能なもので、着物として使い、傷んだところは、繕い、そして、別のものに変え、最後は、雑巾のようなものにして終える。
直線の集合体なので、繕うのも、ほどくのも簡単なのも持続可能な点。
お細工ものもその一つ。
娘に頼まれて、着物の裾の部分、ふきと言います。の縫い方を教えました。
最近の着物は、ミシンで簡単に縫ってあるものも多いのですが、ふきは、表地の傷みを防ぐ効果があり大切です。
娘の持参した本には、ふきのことや背縫いのことなど何も説明がなく、簡略化しすぎていて驚愕しました。
最近は、洋裁にしても簡単にできるものがよいとされる傾向にありますが、基本を知ることは何においても大事なので、そのうえで簡略化をすすめることはよいと思うのですが、そういう考えは、古いのかしらね。