久しぶりの世田谷パブリックシアターで新劇の戯曲を見た。3時間余の台詞劇だった。
新劇とはいっても、出演者に新劇の人はほとんどいないので何だかとても不思議な感じだった。
昨日の90年代小劇場はあの頃の出演者が出ていたせいか、それらしい雰囲気が出ていた。
今日の新劇戯曲は昨日よりも形式的には更に古色蒼然だった。
ところで、この二日間、不思議なことがあったので、記憶のために書いておこうと思います。
それは、観客が昔のままということです。新劇の戯曲を見に来る観客は新劇の観客で、小劇場のショーを見に来る人は小劇場の人だと感じたのです。(因みに能楽、文楽、歌舞伎を見物にくる観衆も似たような感じがします)。「懐メロ演劇」と命名したいと思います。
これは、おそらく日本だけの演劇現象かもしれません。演劇ジャンルと観客が結びついている、とても不思議な現象です。
また、もうひとつ面白い現象を感じたのでそれも書いておきます。テレビで名前が売れていない出演者が出ないと切符が売れないらしいということです。出演者の技量とは全く関係ないので、日本だけではないでしょうが、ちょっと悲しい演劇の現実ですね。「ミーハー演劇」と命名しようと思います。
そろそろ演劇関係者に20世紀生まれの人が少なくなるでしょうから、21世紀演劇は、是非ともこういう現実を乗り越えて欲しいと感じました。ファイト\(^o^)/
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「逆に新しいなあ、新鮮だ、面白かったなあ」
と話していました。
演劇に関わる方々は、是非とも自信のある作品を作って、新しいお客さんをたくさん開拓してもらいたいと思います!