久しぶりに怪我をした。
思ったより深い傷だったようだ。
ジーンズの膝から下が真っ赤に染まっている。
手当を受けたけど。
まだ血が流れていて、傷口が熱を持ってジンジンと痛む。
傷痕が残ってしまいそうだな。
昨年の夏は祇園のとあるお店へ行った。
肉料理の懐石コースを出してくれるお店。
個室で専属のスタッフが給仕をしてくれる。
サービスもきめ細やかで、食事だけでなく非日常を味わえる店だった。
私はその時やはり、妻を連れてきたかったと思った。
きっと喜んでくれたに違いない。
美味しいものを、いいものを食べている時。とても幸せそうな顔をしていたから。
今日も。
昨年とは違うお店だけれど、とても素敵なお店だった。
そしてやはり同様に思った。
ここで一緒に食事をしたら、どんな顔をするのだろうと。
久しぶりに本当に美味しいものを食べた。
素敵なひと時だった。
忘れはしないよ 時が流れても
いたずらなやりとりや
心のトゲさえも 君が笑えばもう
小さく丸くなっていたこと
かわるがわるのぞいた穴から
何を見てたかなぁ？
一人きりじゃ叶えられない
夢もあったけれど
さよなら 君の声を 抱いて歩いていく
ああ 僕のままで どこまで届くだろう
探していたのさ 君と会う日まで
今じゃ懐かしい言葉
ガラスの向こうには 水玉の雲が
散らかっていた あの日まで
風が吹いて飛ばされそうな
軽いタマシイで
他人と同じような幸せを
信じていたのに
これから 傷ついたり 誰か 傷つけても
ああ 僕のままで どこまで届くだろう
瞬きするほど長い季節が来て
呼び合う名前がこだまし始める
聞こえる？
さよなら 君の声を 抱いて歩いていく
ああ 僕のままで どこまで届くだろう
ああ 君の声を 抱いて歩いていく
ああ 僕のままで どこまで届くだろう
ああ 君の声を…
自宅の掃除をする。
物があまりないから、比較的簡単に。
でもこの時期は少し動くだけで暑くなるなぁ。
今日はこの後人に会うから、シャワーを浴びて行こう。
やっと帰り着いた。
暑いがいい天気だった。
時折少し風が吹いて心地いい。
新しい住人と一緒に語りかけると、
いつもの元気な声が聞こえてくるようだった。
あぁ。
毎日そんな声を聞いて。
いつまでもその笑顔を見ていたい、と思っていたっけな。
また来るよ。
今度は秋頃かな。
寒くなる前に、また来るよ。
一人で祖父母の墓へ行った。
祖母には会った事がないけれど。
去年亡くなった祖父には良く可愛がってもらった。
今日も暑い一日。
しばらく墓の前で物思いに耽っていたようだ。
祖父母は何も答えない。
ただ、そこに居るだけ。
明日は妻の墓へ。
きっと笑顔の彼女が迎えてくれる。
色々と話すことがあるから、たくさん聞いてもらおう。
ひょんな事からくろまめがやってきた。
少しフォルムが元々のとは違うけれど、やっぱり可愛い。
声や話し方を思い出すなぁ。
今頃何をしているんだろう。
暑い日が続いているから、バテてるのかな。
また一緒に暮らしたかったな。
今日は頭痛が酷い。
元々頭痛持ちで、子供の頃から割と悩まされている。
睡眠不足のせいかな。
安眠。最後にそうできたのはいつだろ。
そんな中、この暑さは中々堪える。
またゆっくり眠りたいな。
