めんちじゃっきーをモミモミするオンラインのブログ…

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猫の「箱庭」

2006年08月05日 | 原付いじり(画像は少なめ☆ミ)
希望、友情、愛情、憎悪、孤独…この「箱庭」に、自由以外の全てを見出すだろう。

    ~ギルド漂流期 序章 賢者の言葉より抜粋~


その猫は、生まれてまもなく「箱庭」を手に入れた。
そこには覚悟もなにもなく、子供が新しいオモチャを買うように、ただ無邪気に…

やがて猫は「箱庭」に人を招く。
猫の牙と爪は、箱庭を訪れる人と共に育つ。
大きくなる「箱庭」と、丈夫に育つ己の武器に、猫は希望を見出していく…

猫は「箱庭」の住民を守る。
世界にとっては、まだ貧弱な牙と爪を持ち、体を張って守っていった。
猫と住民は友情を感じていた、それが幻であったとしても…

猫は「箱庭」の住民と恋に落ちた。
つながりの希薄な世界の中、ただ一つの星を見出した。
その願いは叶う事も無く、未来は暗いままであった、言葉に感情をのせるだけ…

猫は「箱庭」に憎悪を覚える。
すばらしき宝剣を借り受けた猫は、元「箱庭」の住民にうばわれた。
己の軽率な行動を嘆き、ただただ絶望するばかり…

猫は孤独に包まれた。
生まれた頃と比べるべくも無く、醜く、強く育った猫。
彼「箱庭」は大きくなり、中には物言わぬ亡霊の姿のみ残された…

最後の星も亡霊となり、彼の「箱庭」は亡霊と静寂が住民であった。

いま猫は、「箱庭」の鍵を手にする…
「いまや、守るものもなく、爪も牙も使い道はない…」
心の声に従うように、猫は「箱庭」の鍵を抜いた。
「今、求めるものは自由…」
そして、亡霊と醜い猫は野に放たれる…
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「我、自由を得たり」

2006年08月05日 | 原付いじり(画像は少なめ☆ミ)
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