楽しみにしていたオペラ「椿姫」
原題は「La traviata」
さまよえる人、とか道を踏み外した人、
とかいう意味のようです。
絶対「椿姫」がイイ!
演出が素敵でした。
冒頭、ヴィオレッタの死の前の回想シーンに被さるように
舞台にパリの町並みが映し出される。
とても印象的。
常に背景に映し出される映像が想像を膨らませる。
ヴィオレッタ役の森麻季さんは、声も姿も美しい。
アルフレード役のルチアーノ・ガンチさんの声量が
すごくて圧倒されました。
高級娼婦と純な青年との恋物語で、最後は悲しい
結末を迎えるのですが、
小説と違い、オペラはすべてを楽しむようにできているのです。
あらま、ヴィオレッタの声の美しいこと。
あらま、アルフレードのアホなこと。
佐渡さん率いる楽団の演奏のうっとりすること。
とまあ、夢見心地でコンサートホールを出ると、
外は台風の豪雨。
阪急電車も地下鉄も動いていたので、
無事帰宅できました。