プリシラ物語

☆☆☆

のぶじいよ・・・永久に・・・。

2005-07-13 02:33:59 | Weblog
おばんでやす。プリシラです。

気付けば・・・七夕が過ぎていた・・・なんのお願い事もしないまま過ぎていた・・・

あ~ぁ・・・お願い事があったのになぁ~!!ところで、天の川ではヒコロクとオリンパスは会えたのかい??

七夕といえば・・・七夕といえば・・・何てったって・・・プリシラのじいちゃんの命日だったりする・・・。
このじいちゃんは、明治生まれで・・・そりゃ~筋の通った頑固ジジイで・・・だったりしたらちょっと・・・カッコイイよな~
ところがどっこい・・・ナウイ・・・いや、マブイジジイだった・・・。

榊原郁恵ちゃんの大ファンで・・・枕元には郁恵ちゃんのビキニ姿のポスターが貼ってあった。

家では「わかば」という渋い煙草を吸い、外出時には当時発売されたばかりの「キャビン85」。

「じいちゃん」と呼ぶと真剣に怒り、特に人前では名前を呼ばないと他人のフリをする。影で家族は「のぶじい」と呼んでいたが・・・。

老眼鏡は人前ではかけない。

葬式用の写真を自ら作り・・・一ヶ月後、気付いたらハゲ頭のじいちゃんの頭が・・・マジックと思われるもので、フサフサの7・3分けに書かれていた・・・それが床の間に飾ってあって弟と大笑いしていたらじいちゃんに思い切り打たれた・・・弟は泣いてしまった・・・。

プリシラの友人のAちゃんを見る目がいやらしくなってきた・・・数日後、Aちゃんを好きになってしまったと・・・打ち明けられた・・・しかし、プリシラにはどうする事も出来なかった・・・ただ・・Aちゃんを守らなくては・・・と・・その事だけが頭をよぎった。

そのまた数日後・・・姉の同級生を中学校近くでナンパしたらしい・・・心変わりをしたとプリシラは安心したが・・・姉が・・・姉が・・・絶叫してしまい学校を休んでしまった・・・じいちゃんは悪びれた素振りもみせず・・・知らん顔・・・

プリシラのアロハシャツを無断でよく着ていた・・・その度に怒っていたのだが・・・いつもボケ老人のフリをして・・・トボケまくっていた・・・。

ばあちゃんはもぅババアだから離婚したい・・・と・・・そっと打ち明けらた・・・。

愛猫に買ってきたネコ缶がない・・・気付くとじいちゃんが酒の肴で食べていた。怒ったら・・・「ネコのくせに贅沢だっ~~」と暴れたので・・・そのまま食べさせた。

この他にもまだまだまだ・・・
もう、プシシラのじいちゃん武勇伝は素晴らしくある・・・。本にして売り出したい位だ

そんな、やりたい放題のじいちゃんが・・・七夕の日にひっそりと息を引き取った

他人だと思っていた位、仲の悪かった我が父ちゃんが、ずっとじいちゃんの傍に座っていた・・・
じいちゃんの顔を触っていた・・・一人でじいちゃんの傍にいた・・・

プリシラも父ちゃんの隣に行こうとしたが・・・行かない方がいいような気がして・・・その姿を静かに見ていた・・・

七夕の夜・・・天の川は見えなくても・・・のぶじいは・・・ばあちゃんと・・・いやいや・・・ヒコロクと愛を確かめ合っているオリンパスを無理やり押し倒しているかも・・・しれない・・・いやいやいや・・・絶対、押し倒している・・・
               
                 ヒコロク、頑張れぇ~~!!


             ノブジイノマゴジャン!



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