プリシラ物語

☆☆☆

月がとっても青いから・・・

2005-06-12 22:30:05 | Weblog
あっついね~暑すぎさ~

プリシラは気温20度以上になると・・・壊れる・・・

今日はクーラーも壊れていて、プリシラも壊れていた・・・
壊れた現象・・・踊る・・・歌う・・・そして・・・ウトウトする・・・

午後7時を過ぎても・・・暑かった・・・。

帰り道・・・我が帰り道はとても暗い・・・何だか「犯罪警戒重要地域」ってのにもなっている・・・ヤバイじゃん・・・怖いじゃん・・・
昼間は凄いのどかな住宅街でたまにドラマのロケなんかもやっていたりするんだ・・・。
なのに・・・なのに・・・夜になると・・・いないんだよ・・・人が・・・

今日も誰もいなかった・・・いや?いる!右前方に黒い影がユラユラと不思議な動きをしているぞ。敵か??味方か??いやいや・・・親父だっ!!
腰位の高さの塀の上に黒い物体を乗せて・・・あっ!その物体は鞄だ!!
親父・・・妙な動きで何しているんだぁ??揺れてるぞぁ~!
あ・・・立ちションだ(食事中の方失礼!)泥酔状態の親父が立ちションだ!立つのもやっと・・・一人でブツブツ・・・酔っ払いの証さ。
その後ろを足早に歩き始めた・・・

「15のよ~るぅ~~~盗んだバイクで走り出すぅ~~~・・・」

左前方の暗闇の中から大声で歌う声がした・・・。この歌はプリシラだって知っている。尾崎だ!!
凄い、凄い・・・チャリンコに乗った推定15歳位の少年が大声張上げながらプリシラ方面に走ってくる・・・。
プリシラ・・・泥酔立ちション親父も怖いし・・・15のよ~るぅ~の少年もアレだけの大声で歌っているんだから無視するのも悪いかもしれないし・・・。

神様~~仏様~猫ひろし様~助けてぇ~~

15のよ~るぅ~の少年・・・ついにプリシラに気付く。歌をやめる・・。
そして・・・プリシラの横を通り過ぎたとたん・・・

「だっれにも縛られたくないとぉ~・・・」
また、大声で歌い始めた・・・。泥酔立ちション親父はまだユラユラしている・・・。キレが悪いか??

こうして・・・泥酔立ちション親父と15のよ~るぅ~の少年とプリシラのコラボは幕を閉じた・・・。


明日の日本を背負ってたつ少年に言いたい・・・

「盗んだバイク」??ハァ??お前の乗っているのはチャリンコだろうがっ!!父ちゃんに買ってもらったかなんかのきちんとしたチャリンコだろうがっ!!悪ぶるんじゃない!!
「誰にも縛られたくない」??ハァ??誰にも縛られたくないなら・・・プリシラの前でも堂々と大声で歌えっ!!色気づいてんじゃないっ!!そして・・・親元離れて・・・自活しなっ!!

そして・・・泥酔立ちション親父にも・・・一言・・・

         『立ちション・・・やめてちょうだい・・・』   


      マナ~ハタイセツデス!


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